Autodesk Vault 2012、Autodesk Vault Workgroup 2012、Autodesk Vault Collaboration 2012、Autodesk Vault Professional 2012 用、Autodesk Vault 2012 Update 2
2012 年 12 月

リリース ノート - Readme ファイル
Autodesk, Inc.

オートデスクは、高品質な製品を提供する継続的な取り組みとして、Autodesk Vault 2012、Autodesk Vault Workgroup 2012、Autodesk Vault Collaboration 2012、Autodesk Vault Professional 2012 用 Autodesk Vault 2012 Update 2 (Client および Server)をリリースしました。これにより、各リリースに関するさまざまな問題を解決したり対処することができます。この Readme ファイルでは、Update のインストール方法、対処された問題、および Update のダウンロード方法について説明します。


注: この Readme ドキュメントで「Vault 2012」と記載されている場合は、Autodesk Vault 2012、Autodesk Vault Workgroup 2012、Autodesk Vault Collaboration 2012、Autodesk Vault Professional 2012 のすべてに該当します。



ダウンロード サイト

Autodesk Vault 2012 Update 2 のファイルは、Autodesk Vault サービス & サポートからダウンロードしてください。

インストール

·         Autodesk Vault 2012 Update 2 へのアップグレードは、すべてのクライアントとサーバで同時に行う必要があります。

·         今後リリースされる Vault 2012 修正プログラムを適用するには、この Update がインストールされている必要があります。

·         この Update をインストールする前に、Vault 2012 Update 1 をインストールしておく必要があります。

·         Windows Vista 以降のオペレーティング システムでの UAC(ユーザ アクセス制御)の設定内容によっては、Update をインストールするために UAC を無効化する必要が生じる場合があります。

·         Windows 7 または Windows Server 2008 R2 の場合、この Update のインストールに時間がかかる場合があります。これを回避するには、次の Microsoft の修正プログラムをインストールします。

http://support.microsoft.com/kb/2663352/ja-jp

その他のオペレーティング システムについては、Windows Update でシステムを最新の状態に維持します。

·         Revit Add-In サブスクライバのシステムに Revit 2012 Extension がインストールされている場合は、Vault 2012 Update 2 をインストールした後、修正プログラム DL20892481 をインストールする必要があります。

 

警告: これらの指示に正しく従わなかった場合は、サイトを使用できなくなることがあります。この手順は、単一サイト、マルチサイト、および接続ワークグループの配置に適用されます。

 

注: 修正プログラムまたは Update を適用する前に、バックアップが正常に完了しているか必ず確認してください。

 

Client Update 2 のインストール - すべての Autodesk Vault Client 2012 に適用されます。

 

1.       Vault Explorer クライアントで Autodesk Vault 2012 Update 2 (Client).msp を実行して、Update をインストールします。

 

Server Update 2 のインストール – すべての Autodesk Data Management Server (ADMS)に適用されます。

 

1.       ADMS Console を開きます。

2.       すべてのデータベースが最新バージョンに完全にマイグレーションされていることを確認します。

·         マイグレーションされていないデータベースとライブラリをすべてマイグレーションしてから、次に進みます。

·         マイグレーションに関する問題が Update で対処されている場合は、マイグレーションされていないデータベースのアタッチ解除が必要になることがあります。

3.       ADMS Console アプリケーションを閉じます。

4.       コマンド プロンプトに「iisreset」と入力して、Web サービスを再起動します。

5.       ADMS で Autodesk Vault 2012 Update 2 (Server).msp を実行して、Update をインストールします。

·         ADMS を開かないでください。データベースのマイグレーションは、下記の手順で行います。

6.       すべての ADMS サーバで、上記の手順を繰り返します。

·         ADMS を開かないでください。データベースのマイグレーションは、下記の手順で行います。

 

データベースの更新 – 指定した 1 つの Autodesk Data Management Server (ADMS)インスタンスから、1 回だけ適用します。

 

警告: すべての ADMS サーバに Update 2 を正常に適用するまで、先に進まないでください。

 

1.       単一サイトの場合、ADMS Console のみを使用します。

2.       マルチサイト(ファイル複製)の場合、任意の ADMS Console を使用します。

3.       接続ワークグループ(ファイル複製と SQL 複製)の場合、公開者ワークグループの ADMS Console を 1 つ使用します。

 

a.       コマンド プロンプトに「iisreset」と入力して、Web サービスを再起動します。

b.      ADMS Console を開き、データベースのマイグレーションを実行します。

c.       必要に応じて、アタッチ解除したデータベースをアタッチして、マイグレーションを実行します。

 

検索インデックスの再作成 - すべての Autodesk Data Management Server (ADMS)に適用されます。

 

1.       Autodesk Data Management Server Console を開き、検索インデックスの再作成を開始します。

 

: SQL スナップショット エージェントで初期スナップショットが生成処理されない場合があります。この問題を解決するには、SQL スナップショット エージェントを再起動します。

 

対処された問題

 

この Update で対処されたパージ関連の問題の概要を次に示します。

 

·         パージの有効化: 現在、無効になっているパージ機能は、この Update を適用することで有効になります。ただし、Update のインストール時は、管理者がパージ機能を有効化するようオプション設定されているため、既存の Vault では、パージ機能が引き続き無効になります。既存の Vault でパージを有効化にする前に、Autodesk Reference Repair Utility を既存の Vault 上で実行し、特定の親のファイル バージョンが不明な参照としてユーティリティによって検出された場合、それらの参照をすべて修復することを強くお勧めします。パージの有効化方法、および(この Update でインストールされる) Autodesk Reference Repair Utility の使用方法の詳細については、Vault Wiki のヘルプを参照してください。

 

·         参照の修復: Update をインストールした後、マイグレーションの過程で、マイグレーション プロセスにより修復可能な参照は修復されます。ただし、マイグレーション時に修復不可能な参照が残る場合もあります。この場合、Autodesk Reference Repair Utility を実行し、特定の親のファイル バージョンが不明な参照としてユーティリティによって検出された場合、それらの参照をすべて修復することを強くお勧めします。  この Update でインストールされる Autodesk Reference Repair Utility の詳細については、Vault Wiki のヘルプを参照してください。

 

注 1: Inventor のファイルを処理するには、Reference Repair Utility を実行するコンピュータに Inventor (Apprentice Server)を配置する必要があります。

   Reference Repair Utility でスキャンを正常に行うにために、次の点を確認してください。

a.       コンピュータにインストールされている Inventor (Apprentice Server)のバージョン(リリース)が、スキャン対象のファイルを作成した Inventor のバージョンと同じかそれ以上である。

b.      コンピュータにインストールされており、前回実行した Inventor (Apprentice Server)のバージョンが、スキャン対象のファイルを作成した Inventor のバージョンと同じかそれ以上である。

c.       Reference Repair Utility を使用して、Inventor ファイルを処理する前に、Apprentice Server を少なくとも 1 回は実行する必要がある。  このために、対応するアプリケーション(Inventor または Inventor View)を 1 回実行する必要がある。  これを行わない場合、Inventor プロジェクト ファイルのパスが無効であるという内容のメッセージが表示される。

注 2: CAD ファイルの参照を手動で修復した場合、アイテムの割り当てまたは更新を行う前に、いったんチェックアウトしてチェックインする必要が生じることがあります。

 

解決された既知の問題

 

·         複数のユーザが同時に複数の DWG を Vault に追加すると、アップロード時にタイムアウトが発生する。

·         複数のユーザが同時に複数の DWG を Vault に追加すると、アップロード エラーが発生する。

·         作業フォルダに移動しようとすると異常終了する。

·         Vault Explorer でパージ機能を使用するとき、ライフサイクル ステータスが[リリース済]の場合、ファイルの履歴バージョンを更新できない。

·         接続ワークグループ環境で、管理所有権がない場合、Vault Explorer からパージを実行できない。

·         アイテムの更新を実行すると、エラー 109 が発生することがある。

·         フォルダに対して複数のセキュリティ設定を有効にした場合、ファイルのステータス変更をユーザが適切に実行できなくなる。

·         プロパティ コンプライアンスの等価性評価のエラー処理が改善され、一部の非対応のインスタンスを防止できるようになった。

·         一部のインスタンスに対してパージ操作を実行すると、ファイルの依存性が失われる。

·         別のコピー デザイン フォルダを選択すると、「指定したキーはフォルダに存在しません」という内容のエラー メッセージが表示され、操作を続行できなくなる。

·         DWG のファイル拡張子が大文字の場合に DWF が生成されない問題が修正された。

·         AutoCAD Electrical プロジェクトのアイテムについてアイテムの更新を実行すると、BOM の数量の値がすべて 1 に変更される場合がある。

·         ファイル名の長さが 30 文字を超える場合、複数選択したファイルに間違ったアイテム番号が割り当てられる。

·         Autodesk Data Management Server 2012 にマイグレーションすると、アイテムに[標準コンポーネント]リンクが間違って表示されることがある。この場合、本来の正しいリンクは[2 次サブコンポーネントの関連付けられたファイル]である。

·         複数の Vault があるサーバに複数の Web クライアントがアクセスすると、結果が混在することがある。

·         ファイルのリンクをクリックして、Windows 認証でログインした場合、「予期しないエラーが発生しました」という内容のエラー メッセージが表示されることがある。

·         Web クライアントを使用してファイルをダウンロードする場合、2 バイト文字が適切に処理されないため、文字を判読できない。

·         AutoCAD Electrical プロジェクトにコピー デザインを実行した後、プロジェクトのアイテムを割り当てると、アイテム番号から WDP 拡張子が省略される。

·         メモリ リークの改善が実施され、大容量メモリへの対応が導入された結果、メモリ不足の発生件数が減少した。

·         旧バージョンの AutoCAD アプリケーションについて、Autodesk Vault からバッチ印刷を正常に実行できないことがある。印刷の互換性によっては、複数の AutoCAD 製品をインストールしている場合、通常の印刷も正常に実行できないことがある。

·         [ファイル名の重複を許可しない]チェック ボックスをオンにした場合、非 CAD ファイルをコピーして貼り付けようとすると、「オブジェクト参照がオブジェクトのインスタンスに設定されていません」というメッセージが表示される。

·         ジョブ プロセッサを使用して、ビューの更新を実行すると、適切な Inventor プロジェクト ファイルが使用されない。Vault の設定によっては、管理プロジェクト ファイル設定が使用されたり、DWF のパブリッシュ エラーが発生する。

·         SSL およびサーバ署名入り証明書を使用して、Autodesk Data Management Server 2012 に接続すると、Vault Explorer が応答しなくなることがある。

著作権情報

Autodesk Inventor, Autodesk Vault, Autodesk Data Management Server, Autodesk Productstream, Autodesk Autoloader, AutoCAD, AutoCAD Mechanical, Mechanical Desktop, and AutoCAD Electrical, are trademarks or registered trademarks of Autodesk, Inc. in the United States and/or other countries.

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