Autodesk Vault 2013、Autodesk Vault Workgroup 2013、Autodesk Vault Collaboration 2013、Autodesk Vault Professional 2013 用、Autodesk Vault 2013 Service Pack 1
2012 年 12 月

リリース ノート - Readme ファイル
Autodesk, Inc.

オートデスクは、高品質な製品を提供する継続的な取り組みとして、Autodesk Vault 2013、Autodesk Vault Workgroup 2013、Autodesk Vault Collaboration 2013、Autodesk Vault Professional 2013 用 Autodesk Vault 2013 Service Pack 1 (Client)および Autodesk Vault 2013 Service Pack 1 (Server)をリリースしました。これにより、各リリースに関するさまざまな問題を解決したり対処することができます。この Readme ファイルでは、Service Pack のインストール方法、対処された問題、および Service Pack のダウンロード方法について説明します。


注: この Readme ドキュメントで「Vault 2013」と記載されている場合は、Autodesk Vault 2013、Autodesk Vault Workgroup 2013、Autodesk Vault Collaboration 2013、Autodesk Vault Professional 2013 のすべてに該当します。



ダウンロード サイト

        Autodesk Vault 2013 Service Pack 1 のファイルは、Autodesk Vault サービス & サポートからダウンロードしてください。

インストール

·         Autodesk Vault 2013 Service Pack 1 へのアップグレードは、すべてのクライアントとサーバで同時に行う必要があります。

·         今後リリースされる Vault 2013 修正プログラムを適用するには、この Service Pack がインストールされている必要があります。

·         Windows Vista 以降のオペレーティング システムでの UAC(ユーザ アクセス制御)の設定内容によっては、Service Pack をインストールするために UAC を無効化する必要が生じる場合があります。

·         Windows 7 または Windows Server 2008 R2 の場合、この Service Pack のインストールに時間がかかる場合があります。これを回避するには、次の Microsoft の修正プログラムをインストールします。

http://support.microsoft.com/kb/2663352/ja-jp

その他のオペレーティング システムについては、Windows Update でシステムを最新の状態に維持します。

 

警告: これらの指示に正しく従わなかった場合は、サイトを使用できなくなることがあります。この手順は、単一サイト、マルチサイト、および接続ワークグループの配置に適用されます。

 

: この Service Pack を適用する前に、バックアップが正常に完了しているか必ず確認してください。

Client Service Pack 1 のインストール- すべての Autodesk Vault Client 2013 に適用されます。

1.       Vault Explorer クライアントで Autodesk Vault 2013 Service Pack 1 (Client).msp を実行して、Service Pack をインストールします。

Server Service Pack 1 のインストール – すべての Autodesk Data Management Server (ADMS)に適用されます。

 

1.       ADMS Console を開きます。

2.       すべてのデータベースが最新バージョンに完全にマイグレーションされていることを確認します。

·         マイグレーションされていないデータベースとライブラリをすべてマイグレーションしてから、次に進みます。

·         マイグレーションに関する問題が Service Pack で対処されている場合は、マイグレーションされていないデータベースのアタッチ解除が必要になることがあります。

3.       ADMS Console アプリケーションを閉じます。

4.       コマンド プロンプトに「iisreset」と入力して、Web サービスを再起動します。

5.       ADMS で Service Pack をインストールするには、Autodesk Vault 2013 Service Pack 1(Server).msp を実行します。

·         ADMS を開かないでください。データベースのマイグレーションは、下記の手順で行います。

6.       すべての ADMS サーバで、上記の手順を繰り返します。

·         ADMS を開かないでください。データベースのマイグレーションは、下記の手順で行います。

 

データベースの更新 – 指定した 1 つの Autodesk Data Management Server (ADMS)インスタンスから、1 回だけ適用します。

 

警告: すべての ADMS に Service Pack 1 を正常に適用するまで、先に進まないでください。

 

1.       単一サイトの場合、ADMS Console のみを使用します。

2.       マルチサイト(ファイル複製)の場合、任意の ADMS Console を使用します。

3.       接続ワークグループ(ファイル複製と SQL 複製)の場合、公開者ワークグループの ADMS Console を 1 つ使用します。

 

a.       コマンド プロンプトに「iisreset」と入力して、Web サービスを再起動します。

b.      ADMS Console を開き、データベースのマイグレーションを実行します。

c.       必要に応じて、アタッチ解除したデータベースをアタッチして、マイグレーションを実行します。

 

: SQL スナップショット エージェントで初期スナップショットが生成処理されない場合があります。この問題を解決するには、SQL スナップショット エージェントを再起動します。

対処された問題

この Service Pack で対処されたパージ関連の問題の概要を次に示します。

 

·         パージの有効化: 現在、無効になっているパージ機能は、この Service Pack を適用することで有効になります。ただし、Service Pack のインストール時は、管理者がパージ機能を有効化するようオプション設定されているため、既存の Vault では、パージ機能が引き続き無効になります。既存の Vault でパージを有効化にする前に、Autodesk Reference Repair Utility を既存の Vault 上で実行し、特定の親のファイル バージョンが不明な参照としてユーティリティによって検出された場合、それらの参照をすべて修復することを強くお勧めします。パージの有効化方法、および(この Service Pack でインストールされる) Autodesk Reference Repair Utility の使用方法の詳細については、Vault Wiki のヘルプを参照してください。

 

·         参照の修復: Service Pack をインストールした後、マイグレーションの過程で、マイグレーション プロセスにより修復可能な参照は修復されます。ただし、マイグレーション時に修復不可能な参照が残る場合もあります。この場合、Autodesk Reference Repair Utility を実行し、特定の親のファイル バージョンが不明な参照としてユーティリティによって検出された場合、それらの参照をすべて修復することを強くお勧めします。  この Service Pack でインストールされる Autodesk Reference Repair Utility の詳細については、Vault Wiki のヘルプを参照してください。

 

注 1: Inventor のファイルを処理するには、Reference Repair Utility を実行するコンピュータに Inventor (Apprentice Server)を配置する必要があります。

   Reference Repair Utility でスキャンを正常に行うにために、次の点を確認してください。

a.       コンピュータにインストールされている Inventor (Apprentice Server)のバージョン(リリース)が、スキャン対象のファイルを作成した Inventor のバージョンと同じかそれ以上である。

b.      コンピュータにインストールされており、前回実行した Inventor (Apprentice Server)のバージョンが、スキャン対象のファイルを作成した Inventor のバージョンと同じかそれ以上である。

c.       Reference Repair Utility を使用して、Inventor ファイルを処理する前に、Apprentice Server を少なくとも 1 回は実行する必要がある。  このために、対応するアプリケーション(Inventor または Inventor View)を 1 回実行する必要がある。  これを行わない場合、Inventor プロジェクト ファイルのパスが無効であるという内容のメッセージが表示される。

注 2: CAD ファイルの参照を手動で修復した場合、アイテムの割り当てまたは更新を行う前に、いったんチェックアウトしてチェックインする必要が生じることがあります。

 

Revit Add-in の既知の問題と対処法:

 

前提条件: システムに Revit 2013、Revit Architecture 2013、Revit MEP 2013、および Revit Structure 2013 の各アプリケーションがインストールされており、Revit MEP UR1 のみがインストールされている

問題: Vault に RVT ファイルを保存できない

対処法: Revit MEP UR1 と Revit Architecture UR1 の両方をインストールする

 

解決された既知の問題

 

·         DeleteFileVersions の API 呼び出しが修正され、パージされたファイルだけでなく、渡されたすべてのファイルの結果が返される。

·         CAD アドインの[カテゴリを変更]ダイアログで[更新]コマンドを選択すると異常終了する。

·         外部参照 dwg ファイルの移動時またはフォルダ名の変更時に不要な警告が表示される。

·         複数アイテムで新しい行を追加する場合の[BOM]タブの表示の改善を実施。

·         異なるクライアントから多数のユーザが AutoCAD ファイルを同時にチェックインすると IIS がリセットされることがある

·         32 ビット サーバ OS で AutoCAD dwg ファイルのフルコンテンツ検索が機能しない。

·         Vault で保管されているファイルの場合、チェックイン時に「ファイルは既に存在します」というエラー メッセージが表示される。

·         Vault にログインしている場合、iPart をアセンブリに配置するのに時間がかかる。

·         関連ファイルの古いバージョンをパージした後、[詳細を表示]コマンドで関連ファイルを開くことができない

·         別々のプロジェクト ファイルを使用してライブラリ ファイルをチェックインすると、アセンブリでライブラリ ファイルがダーティになる

·         SSL 接続時に Vault Explorer でパフォーマンスの問題が発生する。

·         ファイル タイプのフィルタ中に[Vault から開く]ウィンドウにちらつきが生じる。

·         製品の他の制約に関するダイアログ ボックスとの整合性を確保するため、バッチ印刷の制約に関するダイアログ ボックスの更新を実施。

·         アイテムと Inventor DWG 間のプロパティの更新を実施。

·         拡張子が 32 文字を超える場合、Vault が適切にマイグレーションされない

·         .NET 4.5 をインストールした場合、ファイルがメイン グリッドに表示されない。

·         複数のユーザが同時に複数の DWG を Vault に追加すると、アップロード時にタイムアウトが発生する。

·         64 ビット コンピュータで Inventor 2012 を使用してロードを実行すると、Autoloader が異常終了する。

·         ジョブ プロセッサでジョブを処理する場合、履歴テーブルが更新されない。

·         Vault 内のファイルへの HTML リンクをクリックすると、サーバ名と Vault 名が正しく設定されるよう改善を実施

·         アイテムおよび変更管理の説明プロパティの値を必須に設定した場合、変更管理で有効日を設定できないことがある。

·         コピー デザインを使用して作成した AutoCAD Electrical プロジェクトのアイテムについてアイテムの更新を実行すると、BOM の数量の値がすべて 1 に変更される場合がある。

·         Vault Explorer でパージ機能を使用するとき、ライフサイクル ステータスが[リリース済]の場合、ファイルの履歴バージョンを更新できない。

·         接続ワークグループ環境で、管理所有権がない場合、Vault Explorer からパージを実行できない。

·         Google Chrome を使用して Web クライアントにアクセスすると、ファイル グリッドとアイテム グリッドが表示されない。

·         複数の Vault があるサーバに複数の Web クライアントがアクセスすると、結果が混在することがある。

·         ファイルのリンクをクリックして、Windows 認証でログインした場合、「予期しないエラーが発生しました」という内容のエラー メッセージが表示されることがある。

·         Autodesk Data Management Server と Vault Office 2013 が適切にインストールされている環境で、Web クライアントをおよび Windows 認証を使用すると、 'ERRMESSAGE_319' メッセージが表示され、認証に失敗する。

·         Vault 2013 Client の[ヘルプ]を選択すると、ローカライズされたヘルプ Web サイトではなく、英語版のヘルプ Web サイトが表示される。

·         メモリ リークの改善が実施され結果、メモリ不足の発生件数が減少した。

·         Vault Basic Explorer および Vault Add-In で Vault のコンテンツを参照するときに発生していたパフォーマンスの問題が解決された。

·         Inventor から Vault をチェックアウトした後、チェックインする場合、従来はワークステーション名を一致させる必要があったが不要になった。

·         フォルダのプロパティを表示しようとすると、「サーバはこの機能を使用するよう設定されていません」という内容のメッセージがダイアログに表示される。

·         Vault Explorer で、Web サービスのコマンド拡張で制約を設定した場合、[ライフサイクルを更新]コマンドの実行中に不適切なエラー ダイアログが表示される。

·         カスタム ジョブ ハンドラで IExplorerUtil オブジェクトを使用して、ファイルのプロパティを更新しようとすると、最初に実行したジョブは成功するが、後続のジョブは、ジョブ プロセッサを再起動するまですべて失敗する。

·         フリー テキストでカスタム採番スキーマを使用する場合、「設定の適用中にエラーが発生しました」という内容のメッセージが表示され、Vault のエクスポートが失敗する。

·         Vault Data Transfer Utility を使用して、使用可能なドキュメント リビジョンを適切に特定するには、事前にこの Service Pack を適用する必要がある。

·         定義済みのリストでカスタム採番スキーマを使用すると、「設定の適用中にエラーが発生しました」という内容のメッセージが表示され、Vault のエクスポートが失敗する。

·         履歴ドキュメントのリビジョンに適用されるワークフローの実行中に、使用可能なドキュメントのリビジョンが更新されない。

·         [次回のセッションから自動的にログインする]チェック ボックスをオンにしても、Vault のログイン時にパスワードの保持に関する問題が発生する。

·         メモリ リークの改善が実施され、メモリ不足の発生件数が減少した。

·         マイグレーションの問題が原因で、「一意のインデックス IX_FileResource_1 を使用して、オブジェクト 'dboFileResource' に重複するキー行を挿入できません」というメッセージが表示される。

·         CER: 特にファイルのチェックイン時に、Inventor が頻繁に異常終了する。

·         CER: ログイン ダイアログのサーバ一覧に空白のエントリが含まれていると、異常終了する。

·         CER: ファイルを開いた直後に元に戻す操作を実行すると、操作の実行時に Inventor が異常終了する。

·         CER: モデル ブラウザから Vault で保管されていないファイルを更新すると、Inventor が異常終了する。

·         CER: [詳細を表示]コマンドを使用して開いた IDW を閉じた後、同じ IDW を開くと Inventor が異常終了する。

·         CER: Vault ブラウザでパーツを選択し、このパーツを他のファイルで削除した後、Inventor が異常終了する。

·         CER: Vault から無効なメンバ名の iPart ファイルを配置すると、Inventor が異常終了する。

·         CER: [Vault から開く]を使用して複数のファイルをチェックアウトすると、Inventor が異常終了する。

·         CER: 複数のファイルを開いて閉じると、Inventor が異常終了する。

·         CER: ファイルを開く際に表示される Vault のプロンプトに Inventor のメイン ウィンドウを親として設定していない場合、Inventor が異常終了する。

·         CER: ファイルを開いた後に、[元に戻す]および[やり直し]操作を実行すると、Inventor が異常終了する

·         CER: ミラー操作を元に戻すと、Inventor が異常終了する。

·         CER: ライブラリのサブフォルダにファイルを保存するときに Inventor が異常終了する。

·         CER: コンポーネントを省略解除しようとすると、Inventor が異常終了する。

·         チェックアウトを行ったコンピュータと異なるコンピュータからチェックインすることが可能になった。これを有効にするには、次の変更を実行する

o    Autodesk Inventor の場合、ファイル "C:¥Users¥<ユーザ名>¥AppData¥Roaming¥Autodesk¥Inventor 2013 Vault Addin¥ApplicationPreferences.xml" を編集して、次の内容を追加する

                        <Category>

                                        <Property Name="IgnoreCheckInMachineNameValidation" Value="True" />

                        </Category>

 

o    Autodesk Vault Client の場合、ファイル "C:¥Program Files¥Autodesk¥Vault Professional 2013¥Explorer¥Connectivity.VaultPro.exe.config" を編集して、<appsettings> の下に次の内容を追加する

                                <add key="IgnoreCheckInMachineNameValidation" value="True"/>

著作権情報

Autodesk Inventor, Autodesk Vault, Autodesk Data Management Server, Autodesk Productstream, Autodesk Autoloader, AutoCAD, AutoCAD Mechanical, Mechanical Desktop, and AutoCAD Electrical, are trademarks or registered trademarks of Autodesk, Inc. in the United States and/or other countries.

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