AutoCAD® Electrical 2010 Update 1 Readme

2009 年 8 月 28 日

Readme には、この更新プログラムのインストールおよび使用に関する最新の情報が記載されています。ご使用の製品に更新プログラムを適用する前に、Readme 全体をお読みくださることを強くお勧めします。簡単に参照できるよう、Readme をハードドライブに保存するか、印刷出力することをお勧めします。

この更新プログラムのインストールが必要な製品
 対応するオペレーティングシステム
 Windows Vista をお使いの場合のご注意
 この更新プログラムによって解決される主な問題
 一般的なインストールの情報
 スタンドアロンのインストール方法
 この更新プログラムをネットワーク管理イメージへ適用する
 この更新プログラムをアンインストールするには

この更新プログラムのインストールが必要な製品

この更新プログラム(Update 1)は、次に示すオートデスク製品に対応しています。ご使用のオートデスク製品に対する正しい更新プログラムをインストールしてください。

製品	更新プログラム
AutoCAD Electrical 2010 (32 ビット)	Ace2010_SWL_Update1.exe
AutoCAD Electrical 2010 (64 ビット)	Ace2010_SWL_Update1_x64.exe

対応するオペレーティングシステム

この更新プログラムは、次のオペレーティングシステムで使用できます。

次のオペレーティングシステムの Service Pack 2 (SP2)および Service Pack 3 (SP3)。
- Microsoft® Windows® XP Home Edition
- Microsoft Windows XP Professional Edition
- Microsoft Windows XP Professional x64 Edition
次のオペレーティングシステムの Service Pack 1 (SP1)および Service Pack 2 (SP2)。
- Microsoft Windows Vista® Enterprise
- Microsoft Windows Vista Business
- Microsoft Windows Vista Ultimate
- Microsoft Windows Vista Home Premium
- Microsoft Windows Vista Business 64 ビット
- Microsoft Windows Vista Enterprise 64 ビット
- Microsoft Windows Vista Ultimate 64 ビット
- Microsoft Windows Vista Home Premium 64 ビット

Windows Vista をお使いの場合のご注意

AutoCAD Electrical の実行中にこの更新プログラムを適用した場合、[自動的にアプリケーションを閉じ、セットアップ終了後に再起動する]をクリックすることはお勧めしません。この更新プログラムのインストールを完了する前に、手動で AutoCAD Electrical を閉じてください。

この更新プログラムによって解決される主な問題

注: AutoCAD Electrical 2010 Update 1 には AutoCAD 2010 Update 1 が含まれています。AutoCAD 2010 Update 1 によって解決された問題については、AutoCAD のダウンロードサイトの該当する更新プログラム(Update 1)の Readme ファイルを参照してください。

回路ビルダ

図面範囲が非常に大きい場合に、回路ビルダが不安定になることがある。
回路ビルダで、単一マーカーブロックから挿入済みのネストされた回路がサポートされない。

コンポーネント/機器シンボルを挿入/編集

ファイルの選択をキャンセルすると、[リストからコネクタ挿入]が不安定になることがある。
尺度を変更すると、DIN レール挿入の長さが変更される。
コンポーネントを編集すると、INST/LOC 属性の可視性が変更される。
ピンリストなしでカタログを割り当てると、コンポーネントピンの値が削除されることがある。
64 ビットオペレーティングシステムでモジュールを編集すると、PLC データベースエディタがクラッシュする。
配線接続がシンボルビルダライブラリと同期しない。

マイグレーションユーティリティ

64 ビットオペレーティングシステムでマイグレーションユーティリティの実行に失敗する。

プロジェクトデータベースサービス

特定の条件下で、プロジェクトデータベースサービスが不安定になることがある。

プロジェクトマネージャ

Tab キーを押すと、プロジェクトマネージャが不安定になる。

レポート

BOM レポートに項目並べ替えオプションが追加される。
単結データが特定の回路図レポートにリスト表示されない。
配線順序の決定時に、配線の From/To レポートで配線ティーマーカーが無視される。
PLC レポートで説明フィールドの内容がないことがある。

端子

端子レベル番号を変更し、端子を再作成すると、端子台エディタが不安定になることがある。
別の端子からコピーしたカタログを持つ端子で、端子台エディタが失敗する。

配線

モーターを挿入すると、自動配線がブレークすることがある。
線番の削除と再挿入を実行すると、配線に複数の線番が挿入されることがある。

一般的なインストールの情報

開始する前に
この更新プログラムのインストールを準備するときに、次の点に注意してください。

カスタムファイルのバックアップ — この更新プログラムを適用する前に、必ずすべてのカスタム CUI、MNR、MNL ファイルなどのバックアップを作成してください。
管理者権限 — インストール中、オリジナルのインストールディスクまたはネットワークイメージを使用するように求めるプロンプトが表示されます。この更新プログラムを正しく適用するために製品をインストールまたはアンインストールするには、管理者権限が必要です。
ネットワークインストール — 管理者は、ネットワークインストールを使用して、この更新プログラムをネットワーク経由でインストールできます。「この更新プログラムをネットワーク管理イメージへ適用する」セクションを参照してください。
最新の Certified Hardware XMLDatabase — 3D 表示機能使用時のパフォーマンスを最適化するには、http://www.autodesk.com/autocad-graphicscardupdate から最新の Certified Hardware XML Database を適用してください。3D 表示機能に対する認定、サポート対象、およびサポート対象外のグラフィックハードウェアの全リストについては、http://www.autodesk.com/autocad-graphicscard にアクセスしてください。

Windows のコマンドラインスイッチについて
この更新プログラムには、Microsoft^® Windows^® の 2 つのコマンドラインスイッチが組み込まれています。

/e – 更新プログラム実行ファイルから MSP ファイルを抽出します。/e コマンドラインスイッチの使用方法については、以降の手順で説明します。
/q – 更新プログラムが適用された後の完了メッセージを非表示にします。これは、スクリプトまたはバッチファイルを使用して、この更新プログラムを複数のコンピュータに適用する場合に便利です。

スタンドアロンのインストール方法

スタンドアロンのインストールを更新するには

更新プログラムをダウンロードして、任意のフォルダに保存します。
必要な場合は、製品メディア(例: AutoCAD Electrical インストールディスク)を挿入します。
更新プログラムを保存したフォルダを探し、実行ファイル(EXE)をダブルクリックします。

ローカルネットワーク経由でのこの更新プログラムの適用
[コミュニケーションセンター]を使用して、この更新プログラムをローカルネットワーク経由で適用することができます。ローカルネットワーク経由で更新プログラムの設定を行う方法の詳細については、[CAD マネージャコントロールユーティリティ]のヘルプに一覧が記載されています。

注: [CAD マネージャコントロールユーティリティ]は、[ツールとユーティリティをインストール]を選択し、次に[Autodesk CAD Manager Tools]を選択することにより、製品のインストレーションメディアからインストールすることができます。

この更新プログラムをネットワーク管理イメージへ適用する

以下で説明する配布方法は、配置ウィザードで作成された管理イメージにのみ適用されます。これらの手順を完了すると、製品の新しい配置にこの更新プログラムが適用されます。

いかなる場合も、この更新プログラムは配置に「追加」してください。ただし、グループポリシーオブジェクトを介して配置を分散する場合にのみ、更新プログラムを「合成」します。

ダウンロードしたパッチ(更新プログラム)ファイルには MSP (Microsoft Patch)ファイルが含まれています。このファイルは、実行可能ファイルから /e(extract)スイッチを使用して抽出する必要があります。構文の例については、次の手順 2 を参照してください。

新しい管理用イメージにこの更新プログラムを追加するには

AutoCAD Electrical のダウンロードサイトの[Service Pack & パッチ]から更新プログラムの実行ファイル(EXE)をローカルのコンピュータにダウンロードします。
[スタート]メニュー(Windows)で、[ファイル名を指定して実行]をクリックします。次の構文を使用して情報を入力し、[OK]をクリックします。

<ローカルドライブ:>¥<パッチ名> /e <ローカルドライブ:>¥<パッチ名>.msp
AutoCAD Electrical メディアを挿入し、setup.exe を起動します。
[配置を作成]をクリックしてから、[次へ]をクリックします。
[配置を開始]ページの[配置を作成する場所を指定]ボックスに、管理イメージを作成する共有ネットワークフォルダを入力するか、[...](参照)をクリックしてフォルダを探します。各ユーザはこの場所から製品をインストールします。
[配置の名前を指定]ボックスに、配置の名前を入力します。
配置ウィザードの指示に従って、[環境設定]ページまで進みます。[Service Pack を含める]ページで[参照]をクリックして、手順 2 で解凍した更新プログラムを探します。更新プログラムが[この配置に含める Service Pack]ボックスに追加されていることを確認してください。[環境設定の完了]をクリックします。
配置ウィザードの手順に従って、更新プログラムの配置を完了します。

既存の管理用イメージにこの更新プログラムを適用するには

AutoCAD Electrical のダウンロードサイトの[Service Pack & パッチ]から更新プログラムの実行ファイル(EXE)をローカルのコンピュータにダウンロードします。
[スタート]メニュー(Windows)で、[ファイル名を指定して実行]をクリックします。次のデータを入力して、[OK]をクリックします。

<ローカルドライブ:>¥<パッチ名> /e <ローカルドライブ:>¥<パッチ名>.msp
既存の管理イメージの場所(AutoCAD Electrical の配置を最初に作成したフォルダ)を探します。
ツールフォルダで、[配置を作成または修正]ショートカットを選択します。
[配置を開始]ページの[配置の名前を指定]ボックスで、既存の配置の名前を変更することができます。
[配置を開始]ページで、次のいずれかを実行します。

[既存の配置をテンプレートとして使用して新しい配置を作成]を選択します。新しい配置名を指定します。
[既存の配置を修正]を選択します。既存の配置を修正します。

配置ウィザードの指示に従って、[環境設定]ページまで進みます。[Service Pack を含める]ページで[参照]をクリックして、手順 2 で解凍した更新プログラムを探します。更新プログラムが[この配置に含める Service Pack]ボックスに追加されていることを確認してください。[環境設定の完了]をクリックします。
配置ウィザードの手順に従って、更新プログラムの配置を完了します。

この更新プログラムをアンインストールするには

注: 製品が、結合された更新プログラムを使用して、配置(管理イメージとも呼ばれる)からインストールされている場合、この更新プログラムはアンインストールできません。

注: この更新プログラムをアンインストールすると、AutoCAD Electrical 2010 に適用している修正パッチもアンインストールされます。

Windows XP

製品メディアを挿入します。
[スタート]メニューで[コントロールパネル]をクリックします。
[コントロールパネル]で[プログラムの追加と削除]をクリックします。
[プログラムの追加と削除]ウィンドウで、[更新プログラムの表示]オプションを選択します。
プログラムの一覧から適切な更新プログラムを選択し、[削除]をクリックします。

Windows Vista

製品メディアを挿入します。
[スタート]メニューで[コントロールパネル]をクリックします。
[プログラム]をクリックします。
[プログラムと機能]をクリックします。
[プログラムと機能]ウィンドウの左側のペインで、[インストールされた更新プログラムを表示]をクリックします。
プログラムの一覧から適切な更新プログラムを選択し、[アンインストール]をクリックします。