AutoCAD® 2010 / AutoCAD LT® 2010 Update 1 をダウンロードしていただき、ありがとうございます。
この Readme には、この更新プログラムのインストールおよび使用に関する最新の情報が記載されています。お使いの製品に更新プログラムを適用する前に、Readme 全体をお読みいただくことを強くお勧めします。簡単に参照できるよう、このドキュメントをハード ドライブに保存するか、印刷出力してください。
目次
この更新プログラムは、対応する言語のオペレーティング システム上で実行される次のオートデスク製品に適用することができます。ご使用中のソフトウェアに対する正しい更新プログラムをインストールしてください。
32 ビット製品 |
更新プログラム |
AutoCAD 2010 | AutoCAD2010Update1.exe |
AutoCAD LT 2010 | AutoCADLT2010Update1.exe 1 または AutoCADLT2010Update1MLD.exe 2 |
64 ビット製品 |
更新プログラム |
AutoCAD 2010 | AutoCAD2010Update1x64.exe |
AutoCAD LT 2010 | AutoCADLT2010Update1x64.exe 1 または AutoCADLT2010Update1x64MLD.exe 2 |
1 お使いの製品がバージョン D.55.0.0 (UNICODE)の場合、このファイルを使用してください。お使いの製品のバージョンを確認するには、コマンド プロンプトで「_VERNUM」と入力します。
2 お使いの製品がバージョン D.59.0.0 (UNICODE)の場合、このファイルを使用してください。お使いの製品のバージョンを確認するには、コマンド プロンプトで「_VERNUM」と入力します。
この更新プログラムは、下に示されているオペレーティング システムで使用できます。
次の日本語版オペレーティング システムの Service Pack 2 (SP2) および Service Pack 3 (SP3)。
次の日本語版オペレーティング システムの Service Pack 1 (SP1) および Service Pack 2 (SP2)。
AutoCAD の実行中にこの更新プログラムを適用すると、アプリケーションの終了を促すウィンドウが表示されます。この場合、[セットアップ完了後、アプリケーションを自動的に終了して、再起動する]オプションは選択しないでください。予期しないエラーが発生する可能性があります。代わりに、この更新プログラムをインストールする前に、手動で AutoCAD を終了してください。
Subscription をご契約のお客様は、Subscription センターにログインすることなく、いくつかのサブスクリプション特典に直接アクセスできるようになりました。次の特典は、Subscription をご契約のお客様のみがご利用いただけます。
eLearning
情報センターで、[Subscription センター]ボタンをクリックします。[ベネフィット センター]で[e-Learning カタログを表示]をクリックするか、[Subscription センター]メニューの下部から e-Learning レッスンをクリックします。Subscription センターにサインインするよう求めるメッセージが表示されます。
検索
Subscription センターにログオンすることなく、Subscription 専用の e-Learning およびテクニカル サポートの一部にアクセスできます。これには、e-Learning レッスンが含まれます。
新しい Advantage Pack
新しい Advantage Pack が利用可能になると、バルーン通知とメニュー オプションが表示されます。Advantage Pack の確認とダウンロードを行うには、バルーン通知またはメニュー オプションをクリックします。ダウンロードを開始するには、Advantage Pack へのアクセス権を持っている必要があります。契約管理者とソフトウェア コーディネータは、Subscription センター Web ページの[契約管理] > [製品からのアクセスを設定]を使用することにより、Advantage Pack へのアクセスを制御できます。アクセス権の設定方法は、契約管理者とソフトウェア コーディネータに Advantage Pack のリリース前にご通知いたします。
[カスタマー エラー報告]ユーティリティによって寄せられた情報を詳細に分析した結果、多くのエラーが特定され、解決されました。更新されたコマンドおよび機能は、次のとおりです。
次の問題点も解決されました。
2D 図面
- PLINETYPE システム変数が 0 に設定されている場合、STRETCH が、ポリラインのセグメント上で予期したとおりに機能しない。
- PLINETYPE システム変数が 0 に設定されていると、各セグメントの幅が異なるポリラインの終点が正しく表示されない。
- スプラインに対して JOIN コマンドを使用すると、重複する制御点が挿入される。
- 複数のポリラインで JOIN コマンドを使用すると、AutoCAD が異常終了する場合がある。
3D モデリング
- ソリッドを含む図面を開くと、一部のソリッドが一時的に表示され、その後消失することがある。
- メッシュ面、エッジ、頂点のグリップがハイライト表示されているときに ViewCube を使用すると、AutoCAD が異常終了することがある。
3D ナビゲーション ツール
- 3DORBIT コマンドを使用すると、オービットを正常に実行できないことがある。単一のピボット点に対してのみオービットを実行できるが、複数のオブジェクトの中の特定のオブジェクトに対してオービットを実行することができない。
アクション レコーダ
- AutoCAD 2009 で作成されたアクション レコーダ マクロが、AutoCAD 2010 で実行できない場合がある。
注釈尺度
- 図面内に外部参照がある場合、注釈尺度の変更に時間がかかることがある。
- 異尺度対応の スタイルのマルチ テキスト(mtext)が回転されているか、ハッチで囲まれている場合、境界ボックスが正しく表示されないことがある。
ブロック
- 可視性パラメータが指定された属性の表示をダイナミック ブロックでオフにすると、拡張属性編集で属性プロンプトが正しく一覧表示されない。
- AutoCAD 2009 図面からオブジェクトをコピーし、そのオブジェクトをブロックとして AutoCAD 2010 図面に貼り付けることができない。
- 直線状パラメータを設定したダイナミックブロックをブロック参照として配置すると、[プロパティ]パレットでパラメータの値を 0 に設定できない。
- 拘束パラメータをダイナミック ブロックから削除すると、AutoCAD が異常終了する場合がある。
- 一部のダイナミック ブロックは予期したとおりにストレッチできない。
スペル チェック
- 大文字の単語に対してスペル チェックを実行すると、AutoCAD が異常終了する場合がある。
CUI
- ワークスペースの保存時に 共有カスタマイズ ファイル(CUIx)が読み取り専用になっていると、AutoCAD が異常終了する場合がある。
- ツールバー フライアウトが予期せず終了することがある。
データ書き出し
- ブロックのマルチ テキスト属性をテーブルに書き出すためにデータ書き出しを使用すると、文字の書式設定コードがテーブルに表示されてしまう。
DGN への対応
- DGN ファイルが読み込まれるとき、一部の属性が失われてしまう。
デジタル署名
- 図面を開いたとき、デジタル署名が有効である場合でも、[署名が無効です]ダイアログ ボックスが表示されてしまう。
寸法
- 異なる XY 平面にある 2 つの線分の間で角度寸法を作成することができない。
DWF
- AutoCAD で背景色が黒になっている場合、DWF アンダーレイが正しく表示されない。
ダイナミック寸法
- ダイナミック入力をオンにして COPYBASE コマンドを使用すると、AutoCAD が異常終了することがある。
レイアウトを書き出し
- スタイル名 STANDARD を名前変更したファイル上で EXPORTLAYOUT コマンドを使用すると、AutoCAD が異常終了することがある。
外部参照
- ネストされた外部参照を含む複数の外部参照をバインドすることができない。
ファイルを開く
- FTP サイトから図面ファイルを開こうとすると、AutoCAD が異常終了する場合がある。
検索と置換
- [検索と置換]を使用すると、マルチテキスト文字の段落番号が削除されてしまう。
一般的な UI
- モデルまたはペーパー空間のボタンを繰り返しオンにしても、ステータス バーにこれらのボタンが表示されない場合がある。
グラフィックス システム
- アクティブなペーパー空間ビューポートの背景色が変更されると、カーソルが消失してしまう。
- AutoCAD で図面を印刷した後、Microsoft Windows をロックしてからロック解除すると、AutoCAD が異常終了する場合がある。
ハッチング
- ハッチング境界のグリップの編集中に現在の画層をオフにすると、AutoCAD が異常終了する場合がある。
- UCSVP システム変数が 0 に設定されていると、ハッチングを行ったオブジェクトが UCS ではなく WCS と位置合わせされてしまう。
- 楕円の境界によってハッチングのグリップ編集を行うと、AutoCAD が異常終了することがある。
イメージ
- 一部の TIFF イメージをアタッチすると、AutoCAD が異常終了してしまう。
- TIFF イメージが正しく表示されない場合がある。
情報ツール
- 一部のポリラインで、AREA コマンドが失敗してしまう。
キーボード ショートカット
- [一時的な優先]が有効になっていると、[Shift]キーを使用してキーボード入力した内容がコマンド ラインに表示されない場合がある。
画層
- ロックされた画層上の外部参照で、予期したとおりにはフェードが表示されない。LAYLOCKFADECTL システム変数ではこれらの画層を変更できない。
- 特定の画層を削除すると、すべての画層が削除される可能性がある。
- リボンの[画層]ドロップ ダウンに、現在の画層フィルタに基づいた画層が表示されない。
ライセンス
- お使いのシステムの時刻を 2 日分以上過去に戻すと、ライセンスが無効になってしまう。
- インターネット アクセス用にプロキシ サーバーを使用すると、ライセンス転送ユーティリティが失敗してしまう。
LiveUpdate
- AutoCAD 2009 と AutoCAD 2010 の両方がインストールされている場合、LiveUpdate は AutoCAD 2009 で動作しなくなってしまう。
計測ツール
- MEASUREGEOM コマンドを使用すると、ツールチップとコマンド ラインの結果が異なって表示される(ツールチップ側の結果が不正)。
- モデル空間で DIST コマンドを使用すると、ツールチップとコマンド ラインでの結果が異なって表示される(ツールチップ側の結果が不正)。
マイグレーション
- 特定のプロファイルを書き出すと、AutoCAD が異常終了することがある。
- AutoCAD 2009 からマイグレートした特定のプロファイルを保存すると、AutoCAD 2010 が異常終了することがある。
マルチ引出線
- マルチライン属性とともにブロックを含むマルチ引出線を鏡像化すると、鏡像化された属性が正しく位置合わせされない。
- 図面を PDF として印刷すると、画層の表示順序がアルファベット順にならない。
- 特殊文字を含む名前が付いた画層名を持つ図面を PDF として書き出した場合、この図面を開くことができない。
- 大きな PDF ファイルをアタッチしたり、アタッチしようとした操作をキャンセルすると、パフォーマンスが低下することがある。
パブリッシュ
- Windows XP が Windows クラシック テーマに設定されている場合、アジア言語バージョンの AutoCAD 2010 で PUBLISH コマンドを使用すると、AutoCAD がフリーズしてしまう。
名前削除
- Windows Vista 上で、[名前削除]ダイアログ ボックス内で[Ctrl]キーまたは[Shift]キーを使って複数の項目を選択しようとすると、最初にハイライト表示された項目が選択解除されてしまう。
QUICKCALC[クイック計算]
- QUICKCALC コマンドによって実行される計算は正しくない場合がある。
修復
- AutoCAD 2000 形式の図面ファイル上で RECOVER コマンドを使用すると、図面内のポリラインとスプラインが削除されてしまう。
参照編集
- REFSET コマンドを使用すると、ブロックの 1 つのインスタンスのみを参照セットに追加できるが、その他のインスタンスは拒否され、エラー メッセージが表示される。
リボン
- アタッチされている外部参照からの文字スタイルが、[リボン]文字スタイル コントロールに表示されてしまう。
- AutoCAD クラシックとその他のワークスペース(たとえば、[2D 製図と注釈]や[3D モデリング])を切り替えると、パフォーマンスが低下してしまう。
- あるビューポートに対して[ビューポートでフリーズ]が設定された画層が、ビューポートがアクティブでない場合でも[ビューポートでフリーズ]の状態を示してしまう。
- ドキュメント ウィンドウが開かれていないときに[ファイル]メニューをクリックすると、AutoCAD がフリーズしてしまう。
- 部分 CUI ファイルをロード解除した後、リボン上にタブが残ったままになり、そのタブをクリックすると、AutoCAD が異常終了してしまう。
断面と 2 次元表現
- API を通じてソリッドを切断すると、複数のメモリ リークが発生してしまう。
スナップ
- グリッドにスナップすると、グリッドからわずかなオフセットが生じる場合がある。
Visual LISP
- GetVar 関数で CECOLOR システム変数の値を読み取ると、返される値が正しくない。
UCS
- AutoCAD 2010 ドイツ語版で、座標を変更するためにリボンを使用できない。
外部参照
- XATTACH コマンドを使用して複数の外部参照を選択することができない。
この更新プログラムをインストールする前に、次の点に留意してください。
カスタム ファイルのバックアップ
この更新プログラムを適用する前に、CUIx、MNR、MNL のすべてのカスタム ファイルをバックアップすることをお勧めします。
管理者の権限
インストール中に、元のインストレーション メディアまたはネットワーク イメージを指定するよう求められることがあります。この更新プログラムを適用するには、管理者の権限でログオンしている必要があります。
ネットワーク配置
管理者は、[配置ウィザード]を使用してネットワーク上にある配置に、この更新プログラムを適用することができます。
製品のバージョン情報
インストール後、[バージョン情報]ダイアログ ボックスに Version 2 と表示されます。
この更新プログラムには、次の Microsoft Windows コマンド ライン スイッチが組み込まれています。
/e コマンド ライン スイッチの使い方については、後述のインストール手順内で説明します。
この更新プログラムを 1 台のコンピュータにインストールするには、以下の手順に従います。
[コミュニケーション センター]を使用して、この更新プログラムをローカル ネットワーク経由で適用することができます。ローカル ネットワーク経由で更新の設定を行う方法の詳細は、[CAD マネージャ コントロール ユーティリティ]ヘルプの「[コミュニケーション センター]タブ」のセクションに記載されています。
注: CAD マネージャ コントロール ユーティリティは、製品のインストレーション メディアからインストールできます。[ツールとユーティリティをインストール]を選択し、次に[Autodesk CAD Manager Tools]を選択します。
(CAD マネージャ コントロール ユーティリティが Autodesk 製品を認識せず、エラーメッセージが表示される場合は「2009/05/13 CAD マネージャ コントロール ユーティリティ修正パッチ」を適用してください。AutoCAD のダウンロード サイトの「Service Pack & パッチ」からダウンロード可能です。)
次の配布方法は、配置ウィザードで作成された管理イメージに対してのみ該当します。次に示す手順を完了すると、以降インストールした製品には、この更新プログラムが含まれるようになります。
以下の設定の場合には、管理イメージにこの更新プログラムを「追加」してください。グループ ポリシー オブジェクトを使用して配置を配布する場合は、更新プログラムを管理イメージの MSI ファイルに「合成」する必要があります。
ダウンロードしたパッチ(更新プログラム)ファイルには MSP(Microsoft Patch)ファイルが含まれています。このファイルを抽出するには、/e (extract) スイッチを使用します。この構文の例については、下の手順 2 を参照してください。
<ローカル_ドライブ:>¥<パッチ名> /e <ローカル_ドライブ:>¥< パッチ名>.msp
(例: AutoCAD 2010 32 ビット製品の場合、C:¥AutoCAD2010Update1.exe /e C:¥AutoCAD2010Update1.msp)
注: 更新プログラムを合成した配置(管理イメージとも呼ばれます)から製品をインストールした場合、この更新プログラムをアンインストールすることはできません。
Windows XP
Windows Vista
このリリースは、すべての AutoCAD 2010 ファイルを更新します。
Copyright © 2009 Autodesk, Inc.