AutoCAD Civil 3D 2009 Update 3 は、今後ともお客様に高品質な製品をご使用いただくためのリリースです。
AutoCAD Civil 3D 2009 Update 3 には、AutoCAD 2009 Update 3 の修正項目がすべて含まれています。この更新プログラムをインストールして使用するには、システムに AutoCAD Civil 3D 2009 Update 2.1 がインストールされている必要があります。
この Readme には、この更新プログラムのインストールおよび使用に関する情報が記載されています。お使いの製品に更新プログラムを適用する前に、この Readme 全体をお読みいただくことを強くお勧めします。また、この Readme は参照用としてハード ディスクに保存するか印刷しておいてください。
Microsoft® Windows® XP: Documents and Settings¥<ユーザ名>¥Application Data¥Autodesk¥C3D 2009¥jpn¥Support フォルダ
Microsoft Windows Vista: <ユーザ名>¥AppData¥Roaming¥Autodesk¥C3D 2009¥jpn¥Support フォルダ
Resource Manager Error: Cannot load resource only DLL: C:¥Program Files¥AutoCAD Civil 3D 2009¥AecResMgr50jpn.dll
このエラー メッセージは、特定の英語版以外のオペレーティング システムで AutoCAD Civil 3D コンテンツ ブラウザを実行しているときにも表示されることがあります。このメッセージが表示された場合は、[OK]をクリックすると更新プログラムのインストールまたはコンテンツ ブラウザの使用を続行できます。
重要: この更新プログラムは、アンインストールすることができません。AutoCAD Civil 3D 2009 を更新プログラムのインストール前の状態に戻すには、AutoCAD Civil 3D 2009 をいったんアンインストールしてから再インストールする必要があります。
この更新プログラムには、次の Windows コマンド ライン スイッチが組み込まれています。
これらのコマンド ライン スイッチの使用方法については、このドキュメントに後述します。
AutoCAD Civil 3D のダウンロード サイトの Service Pack & パッチに掲載されている以下の修正パッチは、この更新プログラムに含まれています。別途適用する必要はありません。
この更新プログラムには、以下の更新プログラムおよび修正パッチが含まれていません。必要に応じて、別途適用してください。
コミュニケーション センターを使用し、ローカル ネットワーク経由でこの更新プログラムをインストールする場合は、次の手順に従ってください。
ローカル パッチ リストを使用してコミュニケーション センターから更新プログラムを適用するには
注: このコンピュータに更新プログラムをインストールしないでください。
AutoCAD Civil 3D 2009 で、コミュニケーション センターが環境設定されていることを確認してください。この環境設定を行った後は、Live Update メンテナンス パッチを利用できるようになります。
AutoCAD Civil 3D 2009 Update 3 の次の配布方法は、AutoCAD Civil 3D 2009 のネットワーク インストール ウィザードで作成された管理イメージだけに適用されます。この手順を完了すると、それ以降に配置する AutoCAD Civil 3D 2009 には自動的に更新プログラムが適用されます。
注: 次の手順では、ダウンロードする更新プログラム ファイルに MSP (Microsoft Patch)ファイルが含まれています。このファイルは、実行可能ファイルから抽出することができます。実行可能ファイルから MSP ファイルを抽出するには、/e ("extract")スイッチを使用します。
AutoCAD Civil 3D 2009 Update 3 を既存の AutoCAD Civil 3D 2009 Update 2.1 管理イメージに追加する
注: AutoCAD Civil 3D 2009 Update 3 を既存の AutoCAD Civil 3D 2009 Update 2.1 管理イメージに適用する前に、すべてのクライアント コンピュータが Update 3 に更新済みであることを確認してください。 (クライアント コンピュータが Update 3 に更新していない状態で 「Update 2.1 管理イメージ」に Update 3 を適用してしまうと、クライアント コンピュータに Update 3 をスタンドアロン インストールできなくなります。)
AutoCAD Civil 3D 2009 Update 3 では、次の AutoCAD 2009 Update 3 の修正項目が AutoCAD Civil 3D にインストール可能な形式で提供されます。この更新プログラムには、AutoCAD Civil 3D の機能の修正項目は含まれていません。
[カスタマー エラー報告]ユーティリティによって寄せられた情報を詳細に分析した結果、多くのエラーが特定され、解決されました。次の領域で更新されました。
次の問題点も解決されました。
2D 表示
- Windows XP を一時停止すると(休止モードにすると)、AutoCAD 2009 が異常終了することがある。
- 画層の色が BYBLOCK に設定されている場合に図面を印刷すると、AutoCAD が異常終了する。
3D ナビゲーション ツール
- パフォーマンスを維持するために 3DORBIT[3D オービット]や 3DPAN[3D 画面移動]などの 3D ナビゲーション コマンドを使用すると、表示が低下する。また、AutoCAD が異常終了することがある。
- 3D ポリラインを含む 3D モデルをオービットすると、AutoCAD が異常終了することがある。
3D 印刷
- 図面を印刷すると、画層に割り当てられている印刷スタイルが印刷出力に表示されない。
注釈尺度
- 見つからないスタイルや無効なスタイルが設定されているマルチ引出線を編集すると、画面に表示されなくなる。[元に戻す]を選択したり図面を閉じると、AutoCAD が異常終了する。
- 図面に不正なブロック参照が含まれており、システム変数 SAVEFIDELITY が 1 に設定されている場合、図面を保存しようとすると AutoCAD が異常終了する。
- ハッチング オブジェクトを含むビューポートがあるレイアウトを切り替えると、非常に時間がかかることがある。
- 注釈尺度を使用してレイアウト ビューポートを削除すると、AutoCAD が異常終了することがある。
ARX その他
- ご使用のシステムに AutoCAD 2009 Update 2 がインストールされている場合、属性文字が正しく位置合わせされないことがある。
ATIL
- TIFF ファイルが正しく表示されないことがある。
ブロック
- それ自身を参照するブロックが図面に含まれているときに、INSERT[ブロック挿入]コマンドを使用すると、AutoCAD が異常終了する。
- PASTEBLOCK[ブロック貼り付け]コマンドを使用すると、AutoCAD が異常終了することがある。
- 鏡像化したブロックを分解して図面を保存すると、AutoCAD が異常終了することがある。
破損した図面ファイル
- 図面を監査すると、削除したオブジェクトが無効なオブジェクトとみなされることがある。AutoCAD はこのようなオブジェクトの修復を試み、異常終了する。
- 場合により、 破損した図面を開こうとしてもデータを修復できない場合、AutoCAD が異常終了する。
CUI
- [インプレイス参照編集]ツールバーを使用して参照編集を行うと、AutoCAD が異常終了することがある。
DBX-ACDB
- すべての図面を閉じたあとで、メニュー ブラウザの[最近使用したドキュメント]リストから図面をプレビューすると、AutoCAD が異常終了する。
- 拡張図形データを表スタイルに追加すると、AutoCAD が異常終了することがある。
DGN への対応
- DGNEXPORT[DGN 書き出し]コマンドを使用すると、FAT32 でフォーマットされたドライブにファイルを保存できない。
ディスプレイ ドライバ
- 制限ユーザ権限で Windows 上の AutoCAD を実行している場合、最新の認定ドライバ リストをダウンロードできない。認定ドライバの最新のリストは、この更新プログラムに含まれています。
- 認定されていないグラフィックス ドライバで OpenGL を使用すると、AutoCAD が異常終了することがある。
- スクリーン セーバを起動すると、AutoCAD とグラフィックス カード間の接続が失われ、AutoCAD が異常終了することがある。
2D 作図
- マルチ テキストやマスク機能を使用した寸法を複写すると、メモリ リークが発生することがある。
- AutoCAD 2009 Update 2、AutoCAD 2009 Subscription Bonus Pack 2、AutoCAD 2009 Subscription Bonus Pack 3 がインストールされている場合、ポリラインが正しく閉じない。
- AutoCAD 2009 Update 2 がインストールされている場合、幅が異なるポリラインが正しく閉じない。
ダイナミック寸法
- オブジェクトをグリップ編集しているときにダイナミック入力をオンにし、その後図面を保存して閉じると、AutoCAD が異常終了することがある。
DXF 読み込み
- AutoCAD で図面の背景が黒の場合、ファイルが正しく表示されないことがある。この問題は、DWF ファイルにのみ該当します。
グラフィックス システム
- Windows Vista 上で、図面に一連の文字列が大量に含まれている場合、画面上にその文字列を表示するために表示し直すと、AutoCAD が異常終了する。
ハッチング
- 大きなハッチング オブジェクトを表示したり印刷すると、メモリ不足が発生することがある。
- 35 文字を越えるハッチング パターン名を含む図面を開くと、AutoCAD が異常終了する。
イメージ
- AutoCAD Update 1 がインストールされている場合、TIFF ファイルが正しく表示されない。
Impression ツールバー
- 場合により、AcImpression.cui ファイルをロードして図面を開いた場合、AutoCAD が異常終了する。
問い合わせ
- MEASUREGEOM[ジオメトリ計測]コマンドを使用すると、メモリ リークが発生する。
インストール
- Windows Vista 64 ビット版上に AutoCAD 2009 Update 1 をインストールした場合、AutoCAD が起動しない。
- AutoCAD Civil 3D または AutoCAD Architecture に AutoCAD 2009 Update 1 をインストールしようとする場合、再起動しないとインストールできない。更新プログラムを再インストールしようとすると、インストールされていないにもかかわらず、既に更新プログラムがインストールされていることを示すメッセージが表示される。
画層
- VPLAYER[ビューポート画層管理]コマンドで、選択した画層がすべてのレイアウト ビューポートでフリーズしない。
- LAYMRG[画層合成]コマンドを使用すると、エラー メッセージが表示される。
- CLASSICLAYER[旧画層管理]コマンドではなく[画層プロパティ管理]を使用して、現在のビューポートのビューポート優先プロパティを除去しようとすると、エラー メッセージが表示され、優先プロパティが除去されない。
- [画層プロパティ管理]で、[グループ フィルタを新規作成]ボタンをクリックし、その後[現在に設定]ボタンをクリックすると、エラー メッセージが表示される。
- 多数の画層を含む図面で、画層を名前で並べ替えると、AutoCAD がフリーズすることがある。
ライセンス
- AutoCAD のネットワーク バージョンをインストールした場合、AutoCAD が起動しないことがある。
マテリアル
- 見つからない参照ファイルを含む図面を開くときに、[キャンセル]をクリックして見つからない参照を無視すると、AutoCAD が異常終了することがある。
MDI
- 図面を閉じているときに作図領域で右クリックすると、AutoCAD が異常終了することがある。
修正
- TABLEEXPORT[表データ書き出し]コマンドを使用して、ビューポートをグリップ編集すると、AutoCAD が異常終了することがある。
- ポリラインをオフセット距離ゼロでオフセットすると、AutoCAD が異常終了する。
- 直交していない線分に対して FILLET[フィレット]コマンドを使用すると、線分の傾きがわずかに変更される。この傾きの度合いは、計測できないほど小さいが、問題が生じることがある。
マルチ テキスト
- 英語版以外の AutoCAD 2006 で作成された図面にマルチ テキストが含まれる場合、その図面を開いても、マルチ テキストが正しく表示されない。
オブジェクト スナップ
- 図面内のオブジェクトおよびオブジェクト スナップの現在の設定によっては、MOVE[移動]コマンドを開始した後にオブジェクトを選択すると、AutoCAD が応答しないことがある。
OLE
- OLE オブジェクトを右クリックすると、AutoCAD が異常終了することがある。
開く/保存
- Windows XP 64 ビット版または Windows Vista 64 ビット版で、単一セッション中に多数の図面で作業した後に保存すると、AutoCAD が異常終了することがある。
- COPYCLIP[コピー]または INSERT[ブロック挿入]コマンドを使用すると、重複するブロックについて警告するエラー メッセージが表示されることがある。図面を保存すると、AutoCAD が異常終了する。
- 別のアプリケーション内の図面ファイルへのハイパーリンクをクリックすると、AutoCAD が異常終了することがある。
印刷
- OLE オブジェクトを含む図面を印刷しようとすると、OLE オブジェクトが印刷出力に表示されないことがある。
- 不正な画層のジオメトリを含む図面を印刷すると、AutoCAD が異常終了する。
プロパティ パレット
- 属性名称がない属性を含むダイナミック ブロックのプロパティを一覧表示すると、AutoCAD が異常終了する。
マルチシート DWF パブリッシュ
- [マークアップ セット管理]を使用してファイルを再パブリッシュし、新しいファイルを開くと、AutoCAD が異常終了する。
PURGE[名前削除]コマンド
- 名前削除する項目がない図面からネストされた項目の名前削除を実行しようとすると、AutoCAD が応答しない。
- AutoCAD 2009 Subscription Bonus Pack 1 がインストールされている場合、PURGE[名前削除]または -PURGE コマンドを使用して、ロック画層にある長さがゼロのジオメトリに対して名前削除を実行すると、AutoCAD が異常終了する。
- PURGE コマンドを使用すると、長さがゼロのジオメトリがブロック定義から削除される。
修復
- 見つからないスタイルや無効なスタイルが設定されているマルチ引出線オブジェクトが、RECOVER コマンドで識別されない。
- 旧リリースで作成されたファイルを AutoCAD で開けないことがある。
レンダリング
- RPREF[レンダリング詳細設定]コマンドを使用すると、AutoCAD が異常終了することがある。
リボン
- CUI ファイルをロードしたり、編集時にコマンドをアクティブにする前にオブジェクトを選択すると、AutoCAD が異常終了することがある。
断面と 2 次元表現
- SECTION[断面]コマンドまたは AutoCAD .NET API メソッドを使用して断面の作業を行うと、メモリ リークが発生する。
- SECTIONPLANETOBLOCK[断面オブジェクトをブロックで保存]コマンドを使用する前にオブジェクトを選択すると、メモリ リークが発生する。
- SECTIONPLANE[断面オブジェクト]コマンドを使用して断面平面の位置として面を選択すると、メモリ リークが発生する。
- 楕円と重なっている断面平面から 2D/3D 断面図を生成しようとすると、AutoCAD が異常終了する。
表
- TABLEEXPORT[表データ書き出し]または TABLESTYLE[表スタイル管理]コマンドを開始する前にオブジェクトを選択し、コマンドをキャンセルすると、メモリ リークが発生する。
表示スタイル
- グリップを使用してオブジェクトを編集すると、3D ギズモがきちんと非表示にならない。図面を閉じると、AutoCAD が異常終了する。
- 3D モデルを開こうとするとき、モデルの表示が始まると、AutoCAD が異常終了することがある。
この更新プログラムの適用後に、リボンのカスタマイズに関して次の問題が発生する可能性があります。
リボン タブが正しく表示されない、またはまったく表示されない
既知の問題: 部分 CUI ファイルまたは共有 CUI ファイルからリボン タブが表示されている場合、リボン タブが正しく表示されない、またはまったく表示されないことがある。
対策: リボン タブを正常に表示するには、リボン タブの表示に使用しているワークスペースをゼロから再作成します。ワークスペースを複製したり、更新することは避けてください。新しいワークスペースを作成したら、それを現在のワークスペースに設定します。リボン タブが正常に表示されるようになります。
部分 CUI ファイルの場合は、ワークスペースにリボン タブを追加する前に、[ユーザ インタフェースをカスタマイズ](CUI)エディタを使用して、ファイルのカスタマイズ グループ名を変更してください。カスタマイズ グループ名は、[(CUI ファイル)内のカスタマイズ]ペインのツリー表示の一番上のノードに表示されています。
コマンドに対する空白のイメージ
既知の問題: リボン パネルで、[コマンド一覧]ペインで定義されているコマンドに関連付けられたイメージが空白のアイコンとして表示される。
対策: リボン パネル上のリボン コマンド項目を削除し、作成し直します。次に、[コマンド一覧]ペインから、リボン パネルにコマンドを追加します。