AutoCAD® Mechanical 2012 Service Pack 2 をダウンロードしていただき、ありがとうございます。
この Readme には、Service Pack のインストールおよび使用に関する最新の情報が記載されています。お使いの製品に Service Pack を適用する前に、Readme 全体を必ずお読みください。参照用として、このドキュメントをハード ドライブに保存するか、印刷してください。
「本 Service Pack には、AutoCAD Mechanical 2012 SP1 が含まれています。SP1 を別途インストールする必要はありません。」
目次
この Service Pack は、対応する言語のオペレーティング システム上で実行される次のオートデスク製品に適用することができます。ご使用中のソフトウェアに対する正しい Service Pack をインストールしてください。
32 ビット製品 |
Service Pack |
| AutoCAD Mechanical 2012 | ACM_2012_SP2_32bit.exe |
64 ビット製品 |
Service Pack |
| AutoCAD Mechanical 2012 | ACM_2012_SP2_64bit.exe |
この Service Pack は、次のオペレーティング システムで使用できます。
次の日本語版オペレーティング システムの Service Pack 2 (SP2) および Service Pack 3 (SP3)。
次の日本語版オペレーティング システムの Service Pack 1 (SP1) および Service Pack 2 (SP2)。
次の日本語版 Windows® 7 オペレーティング システム。
AutoCAD Mechanical の実行中にこの Service Pack を適用する場合、[セットアップ完了後、アプリケーションを自動的に終了して、再起動する]オプションは選択しないでください。代わりに、手動で AutoCAD Mechanical を終了し、メッセージが表示されたら、[無視]をクリックします。また、Service Pack をインストールした後、システムを再起動することをお勧めします。
[カスタマー エラー報告]ユーティリティによって寄せられた情報を詳細に分析した結果、多くのエラーが特定され、解決されました。解決されたコマンドおよび機能は、次のとおりです。
Service Pack 1
Service Pack 2
この Service Pack には AutoCAD 2012 Service Pack 2 も含まれています。AutoCAD 2012 Service Pack 2 の更新プログラムによって対処される問題の詳細は、Readme を参照してください。AutoCAD 2012 Service Pack 2 は、AutoCAD サービス & サポートのダウンロード ページの更新プログラム & Service Pack からご覧いただけます。
AutoCAD Mechanical 2012 Service Pack 2 では、次の不具合に対処しています。部品表(BOM)、パーツ一覧とバルーン
Service Pack 1
- Inventor アセンブリ モデル用のバルーン作成時に致命的なエラーが発生する。
- 項目の部品表のデータ タイプが文字に変更されるとバルーンを作成できない。
- 一部の図面で、プロパティの上書きが部品表およびパーツ一覧から消えてしまう。
- パーツ一覧の行が結合され、再び分割されると予期しない動作が発生する。
- 外部参照を含む大きな図面で、部品表が外部参照挿入におけるパフォーマンスの問題を引き起こす。
- 標準コンテンツのパーツ参照のコピーされたインスタンスにおいて、プロパティが失われる。
- 部品表において、類似の部品表項目がある場合でも[結合]ボタンが無効になる。
- [パーツ一覧]ダイアログ ボックスで CSV ファイルをインポートする際に致命的なエラーが発生する。
Service Pack 2
- 計算に指定された参照の値が変更されると、[パーツ参照]ダイアログ ボックスで計算された値が更新されない。
- ボルトの組み合わせを編集すると、ボルトの組み合わせの同一のコンポーネントを含むパーツ一覧の行を結合できない。
- AMBALLOON[バルーン配置]コマンドが、AMSHIDE 隠線処理に関与するブロックのブロックパーツ参照を認識できない。
- 単一パーツの Mechanical ストラクチャ図面で、部品表内に適切なアイコンが表示されない。
ハッチング
Service Pack 1
- ストレッチ操作の後にハッチング パターンが正しく更新しない。
注釈の注記
Service Pack 1
- AMNOTE[注記]ダイアログ ボックスの[引出線と文字列]タブで変更を行った後に、[記号]タブでのカスタム注記の入力が失われる。
- 一部のカスタム テンプレートで、引出線セグメントを追加すると注記の文字が消えてしまう。
- [オプション]で設定したモデル尺度値に引出線注記の文字と脚長線のギャップ距離が準拠しない。
Service Pack 2
- AMDWGVIEW[ビュー作成]コマンドで図面ビューを作成した後に、引出線注記記号を作成すると例外が発生する。
記号
Service Pack 1
- 溶接記号の尺度が[オプション]で設定されたモデル尺度の値に従わない。
- 記号が[拡大領域]ダイアログ ボックスで設定された尺度の値に従わない。
- GB 規格では、データム ID の矢印に対する既定の値が[塗り潰し矢印 60]ではなく[塗り潰し矢印 45]になる。
- ブロックの作成時および編集中に面の指示記号の位置が変わってしまう。
Service Pack 2
- Genius 図記号をマイグレートするときに記号の上にカーソルを移動すると、例外が発生する。
- 記号を含む図面枠の尺度が変更され、新しい尺度に小数点以下の桁数が含まれると、記号が正しく尺度変更されない。
- UNDO[元に戻す]コマンドによって、移動された面の指示記号が正しく復元されない。
表題欄
Service Pack 1
- 表題欄のパワーエディットを行うと、[表題欄の項目を変更]ダイアログ ボックスではなく Enhanced Attribute Editor が表示される。
- 64 ビット版では、表題欄の尺度を変更すると、既存の履歴テーブルに新たな履歴行が追加されなくなる。
コンテンツ ライブラリ
Service Pack 1
- 標準コンテンツからカスタム コンテンツがコピーされた場合、その実際のサイズにかかわらず、サイズ リスト内の最初のサイズがグリップ編集時に常に選択される。
- ボルトの組み合わせの表示設定の変更後に、ボルトの組み合わせ内のパーツが消えてしまう。
- [コンテンツ エディタ]内で[パラメータ管理]が起動しない。
Service Pack 2
- ユーザ皿穴の表示方法を[標準]から[簡易]に変更すると、例外が発生する。
- 標準部品に対し AMEXPLODE[分解]コマンドを使用しているときに[元に戻す]オプションを選択すると、例外が発生する。
- AMCONTENTMIGRATE[コンテンツ マイグレーション]コマンドを使用してコンテンツ ライブラリをマイグレートするとき、読み込まれたコンテンツ ライブラリのお気に入りが、既存のコンテンツ ライブラリのお気に入りと矛盾する場合、例外が発生する。
- JIS に基づく標準コンテンツが間違った寸法で作図される。
- 一部の JIS に基づく標準コンテンツについて、その説明で正しいサイズが表示されない。
- 標準コンテンツに対し SCALE[尺度変更]コマンドを使用すると、中心線のオーバーシュートが正しく尺度変更されない。
下書き線
Service Pack 1
- AMPROJO[投影 オン/オフ]が 45 度での曲げを行わない場合がある。
パワーディメンジョン
Service Pack 2
- パワーディメンジョンを挿入した後に、一部の図面で AUDIT[監査]レポートのエラーが発生する。
画層
Service Pack 2
- LAYMRG[画層合成]コマンドを図面枠と記号に適用すると、例外が発生する。
隠線処理
Service Pack 1
- ストラクチャ モードでは、基点が再選択されるとパス配列複写の後に隠線処理が失われる。
- 隠線処理内に標準コンテンツがあると中心線を非表示にできない。
Service Pack 2
- オブジェクトを隠線処理の 1 つのレベルから別のレベルに移動したときに AMSHIDE 隠線処理をキャンセルすると、例外が断続的に発生する。
- Autodesk Inventor から AutoCAD Mechanical に書き出された一部の図面ファイルのブロックに AM2DHIDE[2D 隠線処理]コマンドを使用すると、例外が発生する。
- AMSHIDE 隠線処理で、[Ctrl]+[A]キーを押してもすべてのオブジェクトが選択されない。
- 対応するパーツまたはアセンブリが AMSHIDE 隠線処理に関与している場合に隠線処理を省略すると、部品表の項目数(数量)が正しくなくなる。
ファイル マイグレーション ユーティリティ
Service Pack 1
- AutoCAD Mechanical 2012 が長いパスの場所にインストールされている場合にファイル マイグレーション ユーティリティが機能しない。
既定の規格テンプレート
Service Pack 1
- [オプション]ダイアログで既定の規格テンプレートを変更した後に図面を開くと、致命的なエラーが発生する。
開く/保存
Service Pack 1
- 図面が QSAVE[上書き保存]コマンドによって旧バージョンの形式で保存されている場合、ファイルを開くときにエラーが表示される。
- PUBLISH[パブリッシュ]コマンドがキャンセルされると DBMOD 値が変わってしまう。
- 複数の図面が開いているときに、図面を閉じると致命的なエラーが発生する。
Service Pack 2
- AutoCAD で修正された一部の AutoCAD Mechanical 図面を開くと、例外が発生する。
- 複数の図面を開いている場合に、AMDIMBREAK[寸法部分削除]コマンドを使用して作成した寸法マスクを 1 つの図面から別の図面にコピーして張り付けたときに自動保存が実行されると、例外が発生する。
- MATCHPROP[プロパティ コピー]コマンドを使用した寸法を含む図面を保存したとき、MATCHPROP[プロパティ コピー]コマンドのソース寸法が別の図面に由来する場合、例外が発生する。
- 一部の破損した図面ファイルを開くと、例外が発生する。
- AutoCAD では問題なく開く、TrustedDWG 図面でない一部の図面を開くと、例外が発生する。
- AutoCAD 2004 形式で保存された一部のファイルを開くと、例外が発生する。
ストラクチャ
Service Pack 1
- 外部参照の再ロードを 2 回行うと、ブラウザ内のコンテンツが失われる。
- 線のコンポーネントの基点上をクリックすると致命的なエラーが発生する。
その他
Service Pack 2
- 一部の図面に対して EXPORTLAYOUT[レイアウト-モデル変換]コマンドを使用すると、例外が発生する。
この Service Pack で新しい ARRAYCLASSIC コマンドが導入され、以前の配列複写ダイアログ機能を使用できるようになりました。また、新しいシステム変数 SNAPGRIDLEGACY でスナップ動作をコントロールできるため、以前のスナップ動作に戻すこともできるようになりました。
ARRAYCLASSIC
一定の間隔で矩形状または円形状にオブジェクトを複写します。
SNAPGRIDLEGACY
1 – カーソルは常にグリッドにスナップします。
0 – 点を指定するようプロンプトが表示されているときにのみ、カーソルがグリッドにスナップします。
この Service Pack をインストールする前に、次の点に留意してください。
カスタム ファイルのバックアップ
この Service Pack を適用する前に、カスタマイズした CUIX、MNR、MNL の各ファイルをバックアップしておくことをお勧めします。
管理者の権限
インストール中に、元のインストレーション メディアまたはネットワーク イメージを指定するよう求められることがあります。この Service Pack を適用するには、製品のインストールおよびアンインストールを実行するための管理者権限が必要です。
ネットワーク配置
管理者は、[配置ウィザード]を使用してネットワーク上にこの Service Pack を配置することができます。
製品のバージョン情報
Service Pack をインストール後、[バージョン情報]ダイアログ ボックスに、更新された製品のバージョン情報が表示されます。
再起動
インストールした後は、プロンプトが表示されなくてもシステムを再起動することをお勧めします。
この Service Pack には、次の Microsoft Windows コマンド ライン スイッチが組み込まれています。
/e コマンド ライン スイッチの使い方については、後述のインストール手順の中で説明しています。
この Service Pack を AutoCAD Mechanical がスタンドアロン インストールされているローカル コンピュータにインストールするには、次の手順に従います。
情報センターを使用して、この Service Pack をローカル ネットワーク経由で適用することができます。ローカル ネットワーク経由で更新の設定を行う方法の詳細は、[CAD マネージャ コントロール ユーティリティ]ヘルプの「[情報センター]タブ」のセクションに記載されています。
注: CAD マネージャ コントロール ユーティリティは、製品のインストレーション メディアからインストールできます。[ツールとユーティリティ]を選択し、次に[Autodesk CAD Manager Tools]を選択します。
次の配布方法は、[配置ウィザード]で作成された管理イメージに対してのみ該当します。次に示す手順を完了すると、以降インストールした製品に、この Service Pack が含まれるようになります。
以下の設定の場合には、管理イメージにこの Service Pack を「追加」してください。グループ ポリシー オブジェクトを使用して配置を配布する場合は、Service Pack を管理イメージの MSI ファイルに「合成」する必要があります。
ダウンロードしたパッチ(Service Pack)ファイルには MSP(Microsoft Patch)ファイルが含まれています。このファイルを抽出するには、/e (extract) スイッチを使用します。この構文の例については、以下の手順 2 を参照してください。
<ローカル_ドライブ:>¥<Update ファイル> /e <ローカル_ドライブ:>¥<パッチ名>.msp
Windows XP
Windows Vista および Windows 7
この Service Pack には AutoCAD 2012 Service Pack 2 も含まれています。AutoCAD 2012 Service Pack 2 の更新プログラムによって更新されるファイルの詳細は、Readme を参照してください。AutoCAD 2012 Service Pack 2 は、AutoCAD サービス & サポートのダウンロード ページの更新プログラム & Service Pack からご覧いただけます。
製品およびインストールの種類に応じ、この Service Pack によって次のファイルが更新されます。
Copyright ©2012 Autodesk, Inc.