このレッスンでは、これまでに作成した 2 つのモーション ファイルにモーション ミキサーを使用します。モーション ミキサーでは、Dr. X が深く膝を曲げてから歩くまでの間にスムーズなトランジションを作成できます。
このシーンには、アニメーション用に準備されている Dr. X が含まれています。
モーション ミキサーは、オーディオ ファイルの代わりにアニメーション ファイルを使用して作業すること以外は、サウンド ミキサーに似ています。ここでは、.bip ファイルであるモーション クリップをモーション ミキサーに追加し、クリップ間にトランジションを作成して相互にスムーズにブレンドします。
ミキサーに Biped が自動的に表示されます。「すべて」というラベルの付いた既定のトラックグループが追加されています。ここで、トラック、モーション、クリップ、トランジションのレイアウトを始めます。「すべて」というラベルは、トラックに配置したモーションが、特定のボディ パーツではなく Biped 全体に適用されることを示します。
モーション ミキサーを開いて、[Biped]ロールアウトの[ミキサー モード]ボタンがオンであることを確認します。
トラックグループには、レイヤ トラックまたはトランジション トラックの形式でトラックが含まれます。それぞれのトラックで、クリップとトランジションを追加します。作業の最終成果はミックスと呼ばれます。
ここでは、トラックグループにクリップを 2 つ追加し、その間にトランジションを作成します。
既定値では、一番上のトラックはレイヤ トラックです。このトラックは、間にトランジションが含まれない連続するクリップに使用します。ここでは 2 つのクリップの間にトランジションを作成するので、トランジション トラックを使用する必要があります。
トラックがトランジション トラックに変わります。このトラックは、元のトラックよりも縦長で、2 つのトラックと 1 つのトランジションを配置できるようになっています。
2 つ目のクリップがトラックに追加され、2 つのクリップ間にトランジションが自動的に追加されます。トランジションは、クリップの色よりも暗い色で表示され、2 つのクリップ間のトランジション時間にわたって配置されます。
この機能によって、アニメーションの長さが、ミックスに必要なフレーム数に自動的に設定されます。この場合、アニメーションの長さは 225 フレームに設定されます。
2 つのクリップとトランジションから構成される、基本的なミックスを作成しました。ここではアニメーションを再生します。
トランジションを経て 2 番目のクリップにスムーズに移行して歩き始めます。
このチュートリアルでは、Biped のシステムの作成、Physique モディファイヤを使用した Biped へのスキンの追加、フリーフォーム モードと足跡モードでの Biped のアニメート、既に作成されているアニメートされたクリップのモーション ミキサーによる連結など、character studio の重要な要素をいくつか紹介しました。