法線バンプ マッピング
 
 
 

法線バンプ マッピングは、高解像度サーフェスの詳細を、低解像度のポリゴン モデルでシミュレートするのに使用するテクニックです。

これは通常のバンプ マッピングと似ていますが、より複雑なサーフェスの詳細を表現できます。法線バンプ マップには、通常のバンプ マッピングで使用される深度情報だけでなく、サーフェスの法線方向に関する情報も格納されるため、よりリアルな結果を生成できます。

法線バンプ マッピングは、リアルタイム ゲーム プラットフォームで最初に実用化されました。しかし、よりリアルな詳細を、より小数のポリゴンで作成できる法線バンプ マップは、デジタル コンテンツ制作のあらゆるジャンルで求められています。このため、あらゆる専門分野の 3D アーティストが、2 つの法線バンプ マッピングを習得する必要があります。1 つは、平面投影(平面プロジェクション)による方法、もう 1 つは、ケージ投影(ケージ プロジェクション)による方法です。このセクションでは、それぞれの手法を個別のチュートリアルで紹介していきます。

重要:チュートリアルを開始する前に、3ds Max が Direct3D ディスプレイ ドライバを使用するように設定されていることを確認してください。そうでない場合、ビューポートでバンプ効果を表示することはできません。メイン メニューから、[カスタマイズ] [基本設定]を選択し、[ビューポート]タブ [ディスプレイ ドライバ]領域で、選択されているドライバが Direct 3D であることを確認します。ドライバの変更が必要な場合は、3ds Max の再起動も必要です。ご使用のワークステーションで Direct3D ハードウェア シェーディングが利用できない場合、以降のチュートリアルは飛ばしてください。