Autodesk MapGuide Enterprise 2011 Update 2 Readme

Autodesk MapGuide Enterprise 2011 Update 2 をダウンロードしていただきありがとうございます。

この Readme には、この更新プログラムのインストールおよび使用に関する最新の情報が記載されています。お使いの製品に更新プログラムを適用する前に、Readme 全体を必ずお読みください。参照用として、このドキュメントをハード ディスクに保存するか、印刷してください。

目次

更新プログラムのインストール対象製品

Update 2 は、サポート対象のすべてのオペレーティング システムで実行されるすべての言語バージョンの Autodesk MapGuide Enterprise 2011 に対応しています。 Update 2 には、Update 1 でリリースされたすべての更新が含まれており、製品の次のバージョンに適用できます。ご使用中のソフトウェアに対応する正しい更新プログラムをインストールしてください。

32 ビット製品(Windows)

更新プログラム(Windows)

Autodesk MapGuide Enterprise Server 2011 または Update 1

MGEServer2011Update2.exe

Autodesk MapGuide Enterprise Web Extension 2011 または Update 1

MGEWeb2011Update2.exe

Autodesk MapGuide Studio 2011 または Update 1

MGStudio2011Update2.exe

 

32 ビット製品(Linux)

更新プログラム(Linux)

Autodesk MapGuide Enterprise Server 2011 または Update 1

mapguideenterprise2011-server-2.2.0.6301-1.i386-rpm.bin

Autodesk MapGuide Enterprise Web Extension 2011 または Update 1

mapguideenterprise2011-webextension-2.2.0.6301-1.i386-rpm.bin

FDO

fdo-3.5.0.60.tgz

 

64 ビット製品(Windows)

更新プログラム(Windows)

Autodesk MapGuide Enterprise Server 2011 または Update 1

MGEServer2011Update2.x64.exe

Autodesk MapGuide Enterprise Web Extension 2011 または Update 1

MGEWeb2011Update2.x64.exe

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対応するオペレーティング システム

この更新プログラムは、次のオペレーティング システムで適用できます。

Autodesk MapGuide Enterprise Server/Web Extension:

  • Microsoft® Windows Server® 2003 R2 (SP2)、32 ビット
  • Microsoft® Windows Server® 2003 R2 (SP2)、64 ビット
  • Microsoft® Windows Server® 2008 Enterprise (SP2)、32 ビット
  • Microsoft® Windows Server® 2008 Enterprise (SP2)、64 ビット
  • Microsoft® Windows Server® 2008 Enterprise R2、64 ビット
  • Red Hat® Enterprise Linux ES Version 5.3、32 ビット

Autodesk MapGuide Enterprise Studio:

  • Microsoft Windows XP Professional (SP3) Edition、32 ビット
  • Microsoft Windows XP Professional (SP2) Edition、64 ビット
  • Microsoft® Windows Vista® Ultimate (SP2)、32 ビット
  • Microsoft® Windows Vista® Ultimate (SP2)、64 ビット
  • Microsoft Windows 7 Ultimate 32 ビット
  • Microsoft Windows 7 Ultimate 64 ビット

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Windows Vista および Windows 7 でのご注意

Autodesk MapGuide Studio の実行中に Autodesk MapGuide Studio の更新プログラムを実行すると、アプリケーションの終了を促すウィンドウが表示されます。この場合、[セットアップ完了後、アプリケーションを自動的に終了して、再起動する]オプションを選択しないでください。予期しないエラーが発生する可能性があります。代わりに、Autodesk MapGuide Studio を手動で閉じ、プロンプトに対して[無視]をクリックしてください。 また、更新プログラムをインストールした後、システムを再起動することをお勧めします。

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この更新プログラムによって解決される主な問題

·         タイル サービス – イメージ形式として GIF または JPG を指定しても、イメージ ファイルを正常に作成できます。 これまで、GIF 形式に対して PNG ファイルが作成され、JPG 形式に対してはイメージ ファイルは作成されませんでした。

·         パフォーマンス – 既定のサーバ環境設定では、現在のユーザ数によっては、過度なリポジトリ ビジー エラーが発生することがあります。この更新プログラムでは、それぞれのセッションごとにリポジトリを作成することによって問題を解決し、同時アクセスユーザに、より良く対応することができます。これを行うには、インストール先フォルダ(たとえば、Windows の場合は C:¥Program Files¥Autodesk¥MapGuideEnterprise2011¥Server¥Bin、Linux の場合は opt/Autodesk/mapguideenterprise2011/server/bin/serverconfig.ini) 内の serverconfig.ini ファイルに次のパラメータを追加します。

[ResourceServiceProperties]

SessionRepositoriesConfig          = FilePerSession または SingleFile

SessionRepositoriesLimit           = 200

FilePerSession 設定を使用すると、MapGuide Server は単一セッションごとにリポジトリを作成します。セッションの最大数は 200 です。  200 が一例であることにご注意ください。この値は、必要な同時アクセス ユーザ数に応じて調整できます。

SingleFile 設定を使用すると、MapGuide Server は、以前と同様に、すべてのセッションに対して 1 つのリポジトリを使用します。SessionRepositoriesLimit パラメータには、何の効果もありません。

注: serverconfig.ini で 2 つのパラメータが定義されていない場合、FilePerSession には既定値が使用され、最大セッション数は 200 になります。

·         KML 書き出し – KML 書き出し中に、1 つのスタイル セクション内の余分な改行は削除されます。そのため、後のオブジェクト表示が正常になります。

·         KML 書き出し – MapGuide で定義されたポイント スタイルを KML ファイルに書き出せるようになりました。これにより、Google Earth などの他のアプリケーションで正常に表示できます。

·         FDO ODBC – 接続文字列に新しいパラメータ(下記の Xsm)を追加することにより、Oracle への ODBC 初回接続が最適化され、パフォーマンスが改善されました。

Driver={Oracle ODBC Driver};Dbq=[Insert database name];Xsm=[Insert schema name (optional)];Uid=;Pwd=;

·         パッケージのロード – Package Log Web ページの AreaText HTML コントロール に ‘Height’ と ‘Width’ プロパティが設定されます。どのブラウザでも同じように動作し、より良く表示できるようになりました。

·         スレッド セーフ – CS 変換、MFD モデル解析、および MG 画層シリアライズのスレッド セーフの問題は解決されました。

·         フレキシブル Web レイアウト – 250 を超える凡例が含まれたフレキシブル Web レイアウトを Internet Explorer (IE) で表示すると、「このスクリプトの実行を中止」エラーが発生します。 1 つの方法は、IE の静止時間を長くするか、同時に IE が必要とする凡例の数を少なくすることです。これによって、問題を解決できます。この更新プログラムを適用することにより、IE は 10 個の凡例を要求するごとに 1 ミリ秒静止し、250 から 300 の凡例を含むフレキシブル Web レイアウトをエラーなしに処理できます。より多くの凡例を処理する必要がある場合は、以下の手順を参考にしてください。

1. Web サービスを停止します。

2. インストール先フォルダ(たとえば、Windows の場合は C:¥Program Files¥Autodesk¥MapGuideEnterprise2011¥WebServerExtensions¥www¥fusion¥widgets)に含まれている Legend.js を開きます。

3. 'RepeatingOperation:' を検索します。次のように設定されています。

           setTimeout(function() { op(instance, layer, range.styles[count], scale, bCheckBox); }, 1, [])

   次の例のように、静止時間を 2 ミリ秒に変更します。

          setTimeout(function() { op(instance, layer, range.styles[count], scale, bCheckBox); }, 2, [])

4. または、Legend.js で 'updateLayer:' を検索します。次のように設定されています。

          var ro = new this.RepeatingOperation(this.createAndAppendTreeItem, range.styles.length, 10);

   次の例のように、凡例の数を変更します。

var ro = new this.RepeatingOperation(this.createAndAppendTreeItem, range.styles.length, 8);

5. fusionSF.js を再作成し、インストール先フォルダ(たとえば、C:¥Program Files¥Autodesk¥MapGuideEnterprise2011¥WebServerExtensions¥www¥fusion¥lib)内のファイルと置き換えます。

6. 新しい fusionSF.js を圧縮し、fusionSF-compressed.js を取得して上記と同じフォルダ内のファイルと置き換えます。

Web サービスを再開します。

·         メモリ リーク - 大量のオブジェクトを選択したときのメモリ リークの問題は、サーバのスタック予約サイズを 1 メガから 10 メガに拡大することにより解決されました。

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インストールに関する一般情報

Update 2 をインストールする前に、次の点にご注意ください。

リポジトリをバックアップする

管理者は現在のインストールとリポジトリをバックアップする必要があります。

環境設定ファイルをバックアップする

管理者は、以下の環境設定ファイルのバックアップを作成する必要があります。

Windows

  • ..¥Autodesk¥mapguideenterprise2011¥server¥bin¥serverconfig.ini
  • ..¥Autodesk¥mapguideenterprise2011¥server¥wfs¥ogcwfsservice.config.awd (通常このファイルは、Site Administrator を使用して変更します)
  • ..¥Autodesk¥mapguideenterprise2011¥server¥wms¥ogcwmsservice.config.awd (通常このファイルは、Site Administrator を使用して変更します)
  • ..¥Autodesk¥mapguideenterprise2011¥webserverextensions¥apache2¥conf¥httpd.conf
  • ..¥Autodesk¥mapguideenterprise2011¥webserverextensions¥apache2¥conf¥mapguide.conf
  • ..¥Autodesk¥mapguideenterprise2011¥webserverextensions¥php¥lib¥php.ini

Linux

  • opt/Autodesk/mapguideenterprise2011/server/bin/serverconfig.ini
  • opt/Autodesk/mapguideenterprise2011/server/wfs/ogcwfsservice.config.awd (通常このファイルは、Site Administrator を使用して変更します)
  • opt/Autodesk/mapguideenterprise2011/server/wms/ogcwmsservice.config.awd (通常このファイルは、Site Administrator を使用して変更します)
  • opt/Autodesk/mapguideenterprise2011/webserverextensions/apache2/conf/httpd.conf
  • opt/Autodesk/mapguideenterprise2011/webserverextensions/apache2/conf/mapguide.conf
  • opt/Autodesk/mapguideenterprise2011/webserverextensions/php/lib/php.ini

サービスを停止する

管理者は、更新プログラムを適用する前に、すべてのアプリケーションを閉じてください。特に、MapGuide Enterprise に関連するすべてのサービス、MapGuide Enterprise Server Service および IIS/Apache/Tomcat を終了してください。

管理者の権限

この更新プログラムを適用するためにインストールおよびアンインストールするには、管理者の権限でログオンしている必要があります。

再起動

インストール後は、プロンプトが表示されなくてもシステムを再起動することをお勧めします。

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インストール手順

製品サポートの Web サイトから、ご使用のオペレーティング システムに対応する更新ファイルをダウンロードします。更新ファイルをコンピュータの一時フォルダにコピーし、次の手順でファイルを実行します。

注: Windows の更新プログラムでは、ファイルのサブセットのみが更新されます。 Linux 用の更新プログラムはフルインストールです。

サーバ/Web 更新プログラムを Windows にインストールする

1.  次の更新プログラム ファイルをダウンロードし、任意のフォルダに保存します。

  • MGEServer2011Update2.exe または MGEServer2011Update2.x64.exe
  • MGEWeb2011Update2.exe または MGEWeb2011Update2.x64.exe

2.  Autodesk MapGuide Enterprise 2011 サービスおよび Web サーバのサービスを停止します。

3.  手順 1 でダウンロードした更新プログラム ファイルを実行します。

4.  前のセクションに一覧で示されている、上書きされた環境設定ファイルをすべて置き換えます。

5.  サービスを再開し、MapGuide Enterprise Site Administrator に接続して問題がないことを確認します。

サーバ/Web/FDO 更新プログラムを Linux にインストールする

1.  次の更新プログラムをダウンロードし、任意のフォルダ(/tmp)にダウンロードします。

  • mapguideenterprise2011-server-2.2.0.6301-1.i386-rpm.bin
  • mapguideenterprise2011-webextension-2.2.0.6301-1.i386.rpm.bin
  • fdo-3.5.0.60.tgz

注: お使いの言語(ドイツ語、日本語、フランス語など)に対応したサーバと Web Extension 更新プログラム ファイルをダウンロードし、インストールしてください。たとえば、ドイツ語の MapGuide Enterprise を使用する場合は、mapguideenterprise2011deu-server-2.2.0.6301-1.i386.rpmmapguideenterprise2011deu-webextension-2.2.0.6301-1.i386.rpm をダウンロードする必要があります。 FDO 更新プログラム ファイルはすべての言語に対応しています。

2.  MapGuide Enterprise 2011 サービス、Apache サーバ、および Tomcat サーバ(該当する場合)を停止します。

3.  リポジトリ フォルダを /opt/Autodesk/mapguideenterprise2011/server/ フォルダから /tmp のような Autodesk のサブディレクトリ以外のフォルダにバックアップします。 新しくインストールしても、現在のリポジトリは上書きされませんが、安全のためにバックアップを作成します。

4. 次のコマンドを実行して、インストールされた MGE のバージョンを確認します:

rpm -qa | grep mapguide

5.  次のコマンドを実行して、MapGuide 2011 Web Extensions をアンインストールします。

rpm -e mapguideenterprise2011-webextension-2.2.0.6001-1

6.  次のコマンドを実行して MapGuide 2011 Server をアンインストールします。

rpm -e mapguideenterprise2011-server-2.2.0.6001-1

      注: 必要に応じて上記のバージョンを変更してください。 たとえば、MGE2011 Update 1 がインストールされていない場合、バージョンは 2.2.0.5305 でなければなりません。

7. /usr/local/fdo-3.5.0 に移動して、次のコマンドを実行して FDO をアンインストールします:

./uninstall

8. 新しいインストールのファイルがコピーされたフォルダへ移動します。

9. 次のコマンドを実行して、FDO のファイルを抽出します:

tar -xzvf fdo-3.5.0.60.tgz

10. cd を使用して fdo-3.5.0.60 フォルダに移動し、次のコマンドを実行します。

./install

11. Server および Web Extension の拡張ファイルを抽出するために、次のコマンドを実行します:

./ mapguideenterprise2011-server-2.2.0.6301-1.i386-rpm.bin

./ mapguideenterprise2011-webextension-2.2.0.6301-1.i386-rpm.bin

      ライセンス契約の受諾を求められたら、'Yes' と入力します。

12. Server をインストールするには、次のコマンドを実行します。

rpm -ivh mapguideenterprise2011-server-2.2.0.6301-1.i386.rpm

13. Web Extensions をインストールするには、次のコマンドを実行します:

rpm -ivh mapguideenterprise2011-webextension-2.2.0.6301-1.i386.rpm

14. 前記のセクションに示されている、上書きされた環境設定ファイルをすべて置き換えます。

15. サービスを再開し、MapGuide Enterprise Site Administrator に接続して問題がないことを確認します。

Studio Update を Windows にインストールする

1.  更新プログラム ファイルをダウンロードし、任意のフォルダに保存します。

  • MGStudio2011Update2.exe

2.  Autodesk MapGuide Studio 2011 を終了します。 

3.  手順 1 でダウンロードした更新ファイルを実行します。

4.  Autodesk MapGuide Studio 2011 を再起動します。

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更新プログラムをアンインストールする

Windows XP および Windows Server 2003

1.    Windows の[スタート]メニューから、[コントロール パネル]を選択します。

2.    [コントロール パネル]で、[プログラムの追加と削除]をクリックします。

3.    [プログラムの追加と削除]ウィンドウで、[更新プログラムの表示]オプションを選択します。

4.    プログラムの一覧で、アンインストールする更新プログラムを探します。[削除]をクリックします。

Windows Vista、Windows 7 および Windows Server 2008

1.    Windows の[スタート]メニューから、[コントロール パネル]を選択します。

2.    [プログラム]をクリックします。

3.    [プログラムと機能]をクリックします。

4.    [プログラムと機能]ウィンドウの左ペインで、[インストールされた更新プログラムを表示]をクリックします。

5.    プログラムの一覧で、アンインストールする更新プログラムを探します。[アンインストール]をクリックします。

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