コンテキスト式は MAXScript 構文の一部で、特に 3ds Max で使用するために設計したものです。コンテキスト式は、アニメーション ボタン、タイム ライン スライダ、作業座標システムなどの 3ds Max ユーザ インタフェース内のもっとも重要な概念のいくつかの反映です。コンテキスト式を使用すると、ユーザ インタフェースからこれらのツールを使って行うのと同じくらい MAXScript でのアニメーションの作成やジオメトリ操作が簡単になります。
式の評価の状況を設定するためのプレフィックスを与える、というのが基本的な考え方です。
こうすると、ブロック式の継続中にアニメーション ボタンを「オンにする」ことになります。3ds Max ユーザ インタフェースでアニメーション ボタンをオンにしてからオブジェクトを移動したときと同じように、move や rotate がキーフレームを自動的に生成します。
他のコンテキスト式には、ちょうどタイム スライダを動かしたときのように、そのときのアニメーション時間を設定するためのプレフィックスが付いたものもあります。この 2 種類の形式を混ぜて使うと、次のようになります。
MAXScript でのキーフレーム アニメーションの実行方法がわかります。
[ with ] animate <boolean> at level <node> in <node> at time <time> [ in ] coordsys <coordsys> about <center_spec> [ with ] undo <boolean> [ with ] redraw <boolean>