コマンドをスクリプト ファイルに保存
 
 
 

従来は、[リスナー]ウィンドウにコマンドを入力していました。しかし、1 つのセッションの一部のコードを終了しないで、途中で中断する場合、次にはそれまでのセッションで使用済みのコマンドもすべて入力するところから再開しなくてはならないのでしょうか。MAXScript では、コマンドを外部ファイルに保存し、それをロードして実行することができます。

スクリプト ファイルにコマンドを保存するには、通常は[MAXScript]メニューで[新規スクリプト]メニュー項目をクリックし、開いた[スクリプト エディタ]ウィンドウにコマンドを入力します。さまざまなコマンドを[リスナー]ウィンドウに入力してきたので、そこから[スクリプト エディタ]ウィンドウにコピーします。チュートリアル コマンドを[リスナー]から[スクリプト エディタ]ウィンドウにコピーする方法:

チュートリアル コマンドを[リスナー]から[スクリプト エディタ]ウィンドウにコピーする方法:

  1. 3ds Max メイン メニュー バーの[MAXScript]メニューの[新規スクリプト]メニュー項目をクリックします。

    [スクリプト エディタ]ウィンドウが表示されます。タイトルは「Untitled - MAXScript」です。

  2. ウィンドウ間でテキストをコピー、貼り付けできるように、[スクリプト エディタ]ウィンドウを[リスナー]ウィンドウの横か下に配置します。

  3. [リスナー]ウィンドウで、「MAXScript によるボックスの描画」から黒いコマンド ラインを選択します(mybox = box length:20 width:20 height:20)。

  4. キーボードで[Ctrl]+[C]を押し、テキストをクリップボードにコピーします。

  5. [スクリプト エディタ]ウィンドウをクリックしてカーソルをそこに移動し、キーボードで[Ctrl]+[V]を押してコマンドを[スクリプト エディタ]ウィンドウに貼り付けます。

    ヒント: 選択したテキストを[リスナー]からドラッグして[スクリプト エディタ]にドロップしたり、その逆を行うこともできます。

  6. [セーブ用にファイル名を選択してください]ダイアログ ボックスで[ファイル]/[保存]を選択し、¥Scripts ディレクトリを検索します。スクリプト ファイルの名前を box_draw.ms にし、[保存]をクリックします。

    スクリプト ファイルが保存され、[スクリプト エディタ]ウィンドウのタイトルが「box_draw.ms - MAXScript」に変わります。

これで初めてのスクリプト ファイルを保存できました。MAXScript では .ms がスクリプト ファイルの拡張子です。スクリプト ファイルは、スクリプト ディレクトリに保存する習慣をつけましょう。

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スクリプト ファイルのロードと実行