[MAXScript リスナー]ウィンドウは、MAXScript 言語のインタラクティブ インタープリタです。動作は、DOS コマンド プロンプト ウィンドウと似ています。
このウィンドウに MAXScript コマンドを入力して[Enter]キーを押すと、すぐにコマンドが実行されます。
[リスナー]ウィンドウは、インタラクティブな作業の実行や小さなコード フラグメントの開発に適しています。
大きなコード ブロックは、[MAXScript エディタ]ウィンドウで開発する必要があります。
[リスナー]ウィンドウで実行する各コマンドは、実行後にリスナーが出力する結果を生成する式を表しています。
MAXScript のすべてのコマンドは、式または関数呼び出しですが、その他のコマンド言語でのコマンドのようなものもあります。
MAXScript では、「コマンド」と「式」の用語は同義語です。
[リスナー]には、どんな MAXScript 式または部分式でも入力して評価することができ、入力された式の結果が出力されます。
一度に開くことのできる[MAXScript リスナー]ウィンドウは、1 つだけです。
MAXScript リスナーを開くには、次のアクションのいずれかを実行します。
[MAXScript リスナー]ウィンドウは、サイズが変更できるモードレス ウィンドウです。作業中に[リスナー]ウィンドウと[3ds Max]を切り替えることができます。
[リスナー]ウィンドウをいったん閉じて再度開くと、ウィンドウを閉じる前に表示されていたテキストが再び表示されます。
[カスタマイズ] > [基本設定] > [MAXScript]で[出力時に自動でリスナーを開く]をオンにすると、スクリプトが出力するときに[リスナー]ウィンドウが自動的に開きます。
[リスナー]は 2 つのペインに分かれています。上 (ピンク) のペインは[マクロ レコーダ]ペインで、下 (白) のペインは[出力]ペインです。
マクロ レコーダが有効な場合、記録された内容はすべて[マクロ レコーダ]ペインに表示されます。
[マクロ レコーダ]ペインで実行されたコードの出力は、記録が混乱しないように常に出力ペインに表示されます。
両方のペインでカットおよび貼り付け、ドラッグ アンド ドロップ、編集、選択、コードの実行などができます。
間にある分割バーをドラッグすると、ペインのサイズを変更できます。
1. ビューポート タイプ ラベルをクリックまたは右クリックします。
1. ビューポートの上部にあるメニュー バーを右クリックします。
2. フロント、トップ、パースペクティブといった、ビューポートの表示モードを選択します。
次の MAXScript システム グローバルを使用して、MAXScript リスナーによって使用されるカラーとフォントをカスタマイズできます。
「MAXScript システム グローバル」トピックの例を参照してください。
[3ds Max]ステータス パネルの左端には、サイズを変更できる[ミニ リスナー]があります。
[ミニ リスナー]が表示されていない場合、ステータス パネルの左端にある縦の分割バーをドラッグして[ミニ リスナー]を表示します。
[ミニ リスナー]ペインは、対応する[リスナー]ペインの現在行を 1 行にスライドするウィンドウとして機能します。
[ミニ リスナー]ペインには、現在入力している文字、または[リスナー]ペインにおける編集カーソルの位置が常に表示されます。
逆に、[ミニ リスナー]ペインに入力した文字は、対応する[リスナー]ペインの現在のカーソル位置に入力されます。
[ミニ リスナー]ウィンドウを右クリックしてコンテキスト メニューを表示すると、[MAXScript リスナー]ウィンドウを開くオプションが選択できます。
また、リスナーの各ペインに既存のコマンドがある場合、メニューにはこれらのコマンドのリストも含まれます。メニューからコマンドを選択して、リスナーにおいてそれを再評価することができます。コマンドの評価はただちに行われます。
MAXScript リスナーに適用されるカラーとフォントのカスタマイズは、ミニ リスナーにも影響します。
例については MAXScript システム グローバル トピックを参照してください。