このインタフェースは、ProOptimizer モディファイヤのバッチ処理機能へのアクセスを提供しています。
3ds Max 2010 以降 で使用可能です。
注:以下のプロパティとメソッドは、インタラクティブ モードで使用される[オプティマイズ バッチ処理]ダイアログ ボックスの設定を変更しません。これらは、BatchProOptimizer.batch() メソッド呼び出しを使用して実行される MAXScript Batch Optimizer に影響します。つまり、作成した MAXScript ツールを使用してこれらのプロパティの取得と設定を行い、ファイルを処理することができますが、インタラクティブ バージョンの[プロ オプティマイザー バッチ処理]は自身の設定を保持するため、独立して使用することができます。
Interface: BatchProOptimizer
プロパティ:
[ソース ファイル]タブ
[ソース ディレクトリ]領域
BatchProOptimizer.SourceFileMode : integer : Read|Write
[ソース ディレクトリ]ラジオ ボタン選択のインデックスに対応する内部値を取得/設定します。
有効な値は次のとおりです。
0 - ファイルの選択 -
BatchProOptimizer.SourceFileFiles
プロパティで指定したファイル配列を使用します。
1 - 現在のディレクトリ
2 - 選択されたディレクトリ
BatchProOptimizer.SourceFileFiles : filename by value array : Read|Write
プロパティ.
SourceFileMode
が 0 に設定されている場合に処理するソース ファイルの配列を取得/設定します。既定値は #()です。
BatchProOptimizer.SourceFileDir : string : Read|Write
.
SourceFileMode
プロパティに 2 が設定されている場合に処理するソース ディレクトリを取得/設定します。既定値は "" です。
BatchProOptimizer.SourceFileSubDir : bool : Read|Write
[サブディレクトリを含む]チェックボックスに対応する内部オプションの状態を取得/設定します。
[最適化]タブ
[最適化レベル]領域
BatchProOptimizer.OptimizationLevelMode : integer : Read|Write
最適化レベル モードのラジオ ボタン選択に対応する内部値を取得/設定します。
有効な値は次のとおりです。
0 - 定義済みの頂点 %
1 - 自動頂点 % (既定値)
BatchProOptimizer.OptimizationLevel1 : integer : Read|Write
1 番目の最適化レベル値に相当する値を取得/設定します。既定値は 25 です。
BatchProOptimizer.OptimizationLevel2 : integer : Read|Write
2 番目の最適化レベル値に相当する値を取得/設定します。既定値は 50 です。
BatchProOptimizer.OptimizationLevel3 : integer : Read|Write
3 番目の最適化レベル値に相当する値を取得/設定します。既定値は 65 です。
BatchProOptimizer.OptimizationLevel4 : integer : Read|Write
4 番目の最適化レベル値に相当する値を取得/設定します。既定値は 75 です。
BatchProOptimizer.OptimizationLevel5 : integer : Read|Write
5 番目の最適化レベル値に相当する値を取得/設定します。既定値は 90 です。
BatchProOptimizer.OptimizationLevelSteps : integer : Read|Write
[最適化レベル]の値に対応する値を取得/設定します。既定値は 9 です。
[最適化オプション]領域
BatchProOptimizer.OptimizeBordersMode : integer : Read|Write
境界の最適化モードのラジオ ボタンに対応する内部値を取得/設定します。
有効な値は次のとおりです。
0 - 境界を無視
1 - 境界を保護(既定値)
2 - 境界を除外
BatchProOptimizer.OptimizeHidden : bool : Read|Write
[非表示オブジェクトを最適化]チェックボックスに対応する内部値を取得/設定します。
BatchProOptimizer.MergePoints : bool : Read|Write
[頂点を合成]チェックボックスに対応する内部値を取得/設定します。
BatchProOptimizer.MergePointsThreshold : float : Read|Write
[頂点を合成]/[スレッショルド]値"に対応する内部値を取得/設定します。
BatchProOptimizer.MergeFaces : bool : Read|Write
[面を合成]チェックボックスに対応する内部値を取得/設定します。
BatchProOptimizer.MergeFacesThreshold : float : Read|Write
[面を合成]/[スレッショルド]値"に対応する内部値を取得/設定します。
[マテリアルと UV]領域
BatchProOptimizer.KeepMaterialBoundaries : bool : Read|Write
[マテリアル境界を保持]チェックボックスに対応する内部ブール値を取得/設定します。
BatchProOptimizer.KeepTexture : bool : Read|Write
[テクスチャを保持]チェックボックスに対応する内部ブール値を取得/設定します。
BatchProOptimizer.KeepUVBoundaries : bool : Read|Write
[UV 境界を保持]チェックボックスに対応する内部ブール値を取得/設定します。
BatchProOptimizer.UVTolerance : float : Read|Write
UV の[許容度]フィールド(0.0 ~ 1.0)に対応する内部浮動小数点値を取得/設定します。既定値は 0.0 です。
[頂点カラー]領域
BatchProOptimizer.KeepVertexColors : bool : Read|Write
[頂点カラーを保持]チェックボックスに対応する内部ブール値を取得/設定します。既定値は false です。
BatchProOptimizer.KeepVertexColorsBoundaries : bool : Read|Write
[頂点カラー境界を保持]チェックボックスに対応する内部ブール値を取得/設定します。既定値は true ですが、
.KeepVertexColor
が true の場合のみ使用されます。
BatchProOptimizer.VertexColorsTolerance : integer : Read|Write
RGB の[許容度]フィールド(0 ~ 255)に対応する内部整数値を取得/設定します。既定値は 128 です。
[シンメトリ オプション]領域
BatchProOptimizer.SymmetryMode : integer : Read|Write
シンメトリ オプション モードのラジオ ボタン選択に対応する内部整数値を取得/設定します。
有効な値は次のとおりです。
0 - シンメトリなし (既定値)
1 - XY シンメトリ
2 - YZ シンメトリ
3 - XZ シンメトリ
BatchProOptimizer.SymmetryTolerance : integer : Read|Write
[許容度]フィールド(0 ~ 100%)の値に対応する内部整数値を取得/設定します 。
[法線]領域
BatchProOptimizer.KeepNormals : bool : Read|Write
[法線を保持]チェックボックスに対応する内部ブール値を取得/設定します。
BatchProOptimizer.NormalMode : integer : Read|Write
法線モードのラジオ ボタン選択に対応する内部整数値を取得/設定します。
有効な値は次のとおりです。
0 - 法線を無視
1 - 法線を保護(既定値)
2 - 法線を除外
BatchProOptimizer.NormalThreshold : float : Read|Write
[スレッショルド角度]フィールドの値に対応する内部浮動小数点値を取得/設定します。
[拡張オプション]
BatchProOptimizer.CompactFaces : bool : Read|Write
[小さい面を優先]チェックボックスに対応する内部値を取得/設定します。
BatchProOptimizer.PreventFlippedNormals : bool : Read|Write
[法線のフリップを禁止]チェックボックスに対応する内部値を取得/設定します。
[最適ファイル]タブ
[ファイル名]領域
BatchProOptimizer.DestFileNameMode : integer : Read|Write
ファイル名モードのラジオ ボタン選択に対応する内部整数値を取得/設定します。
有効な値は次のとおりです。
0 - 作成順に番号付け(シーン 1、シーン 2、シーン 3...)
1 - 最適化レベルに基づいて番号付け(シーン 25、シーン 50、シーン 75...)
BatchProOptimizer.AutoRename : bool : Read|Write
[重複したファイル名を自動変更]チェックボックスに対応する内部ブール値を取得/設定します。
BatchProOptimizer.DestFileNamePrefix : string : Read|Write
BatchProOptimizer.DestFileNameSuffix : string : Read|Write
[最適ファイル ディレクトリ]領域
BatchProOptimizer.DestFolderMode : integer : Read|Write
最適ファイル ディレクトリ モードのラジオ ボタン選択に対応する内部整数値を取得/設定します。
有効な値は次のとおりです。
0 - ソース ファイルと同じディレクトリ
1 - ソース ファイルのサブディレクトリ
2 - 選択したディレクトリ(既定値)
BatchProOptimizer.DestFolderName : string : Read|Write
.DestFolderMode
が 1 または 2 に設定されている場合に、使用する保存先フォルダの名前を取得/設定します。既定値は現在最適化されているファイルのパスへの相対ディレクトリである「.¥Results」です。
BatchProOptimizer.RecreateFolderTree : bool : Read|Write
[ディレクトリツリーを再作成]チェックボックスに対応する内部ブール値を取得/設定します。
[最適ファイル形式]領域
BatchProOptimizer.DestFormatMode : integer : Read|Write
最適ファイル形式モードのラジオ ボタン選択に対応する内部整数値を取得/設定します。
有効な値は次のとおりです。
0 - 可能であればソース ファイルの形式で保存、または選択した形式に変換(既定値)
1 - 選択した形式に変換
BatchProOptimizer.DestFormatExt : string : Read|Write
使用するファイル形式の拡張子を定義する内部文字列値を取得/設定します。既定値は「.obj」です。インタラクティブ モードでは、Batch Optimizer はユーザ インタフェースのドロップダウン リストを使用します。
[他の設定]領域
BatchProOptimizer.LogFilePath : string : Read|Write
ログ ファイルのファイル名を取得/設定します。既定値は "" (ログなし)です。
[モディファイヤを適用]
BatchProOptimizer.ApplyModifier : boolean : Read|Write
ユーティリティのユーザ インタフェースにある[モディファイヤを適用]チェックボックスに対応する内部ブール値を取得/設定します。true に設定すると、バッチ処理されたシーンのオブジェクトにプロ オプティマイザー モディファイヤが追加されます。false
に設定すると、新しいモディファイヤは追加されず既存のモディファイヤだけが使用されます。
メソッド:
<void>BatchProOptimizer.batch()
上記のプロパティを使用して指定された設定に従って、バッチ最適化を実行します。