[ with ] animate <boolean_expr> コンテキストは、3ds Max ユーザ インタフェースの[オート キー]ボタンの設定に対応します。
animate on
コンテキスト内に式、演算子、あるいはブロック式を入れると、[オート キー]ボタンの状態に関係なく、3ds Max オブジェクトのアニメート可能プロパティが変更されるたびにキーフレームが生成されます。
animate off
コンテキスト内に式を入れると、3ds Max オブジェクトのアニメート可能プロパティが変更されてもキーフレームは生成されません。3ds Max オブジェクトのアニメート可能プロパティを変更する式で
animate
コンテキスト内に入っていないものは、[オート キー]ボタンがオンのときだけキーフレームを生成します。
animate
コンテキストをオンあるいはオフにしても、[オート キー]ボタンの状態には影響はありません。[オート キー]ボタンの状態は、グローバル変数
animButtonState
を使用して取得および設定できます。ユーザが[オート キー]ボタンの状態を変更できないようにするには、グローバル変数
animButtonEnabled
で制御します。
例:
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loadheight=obj.pos.z
-- オブジェクトがリフトされました。キーは生成されません。
animate off
obj.pos.z=loadheight+LiftHeight
-- 時間 tStart でキーを作成し、tStart までオブジェクトをリフトしておきます。
-- tStart が 0 でない場合、自動的にフレーム 0 でキーが作成されます。
-- 次に時間 tEnd でオブジェクトをドロップするキーを作成します。
with animate on
(
at time tStart obj.pos.z=loadheight+LiftHeight
at time tEnd obj.pos.z=loadheight
)
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新規ユーザーのための経緯説明:
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バージョン 5 以前の 3ds Max では、[オート キー]ボタンのことを[アニメート]と呼んでいました。MAXScript には、[オート キー]ボタンや[セット キー]ボタンがない 3ds Max 2 で初めて導入されて以来、互換性の理由により変わっていない用語があります。それらの用語には、
animate
コンテキストの名前や
animButtonEnabled
グローバル変数の名前が含まれます。3ds Max の新規 UI を反映してこれらの名前を変更すると従来のスクリプトを壊すことになるので、お勧めしません。
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