checkbox コントロールは、チェック ボックスをロールアウトに配置するために使用します。クリックして、オンとオフを連続して切り替えることができます。
構文は次のようになります。
checkbox <name> [<caption>] [checked:<boolean>] [triState:<integer>][tooltip:<string>]
checkbox
項目の既定の位置合わせは、
#left
です。
パラメータ
チェック ボックスの初期状態です。既定値は
false
(チェックマークが付いていない状態)です。
チェック ボックスのチェック状態を制御する整数値は次のとおりです。
0 - 未チェック(checked:false)
1 - チェック済み(checked:true)
2 - 非決定(checked:true)
2 (非決定)に設定した場合、チェック ボックスはグレー表示されると同時にチェック マークが付きます。
triState
: は
checked
: よりも優先順位が高いことに注意してください。これは、パラメータ
checked
: を
false
に設定し、パラメータ
triState
: を
2
に設定すると、.
checked
プロパティが
true
を返すことを意味します。以前のバージョンとの互換性を保つため、
checked
: のパラメータおよびプロパティは「ブール値」のままです。
非決定状態のチェック ボックスをクリックすると、その状態は未チェック状態に変わります。
チェックボックスの上にマウスを置いたときに表示されるツールチップを定義する文字列。3ds Max 2009 以降で使用可能です。
プロパティ:
<checkbox>.checked Boolean
チェック ボックスの状態です。オン(
true
)またはオフ(
false
)のいずれかになります。
.checked
と同義です。
<checkbox>.triState Integer
チェック ボックスの状態を取得し、チェック済み、未チェック、または非決定に設定します。詳細については、
triState:
パラメータを参照してください。
<checkbox>.tooltip String
チェックボックスのツールチップを取得/設定します。3ds Max 2009 以降 で使用可能です。
注:
MS Windows のツールチップ実装の制限により、ツールチップ文字列の最初の 80 文字だけが MAXScript に返されます。
ただし、任意の長さのツールチップを設定できます。
イベント
on <checkbox> changed <arg> do <expr>
チェック ボックスをクリックしてチェックしたり、チェックを解除したりするユーザ操作によって呼び出されます。
<arg>
引数には、新しいチェック ボックスの状態であるオン(
true
) またはオフ(
false
)が含まれます。
注:
<arg>
は、イベント ハンドラのコンテキストではローカル変数であることに注意してください。ハンドラ内でこの変数を使用すると、チェック ボックスの新しい状態に従って処理を行うことができます。
例:
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utility testCheckBox "Test The CheckBox"
(
checkbox myCheckBox "Click Me"
-- theState は、変更ハンドラを実行するたびのチェックボックスの
-- 状態を含むユーザ変数名です。
on myCheckBox changed theState do
messagebox ("Checkbox state is " + theState as string)
) -- ユーティリティを終了します。
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上記は次を使用した場合と同等です。
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on myCheckBox changed theState do
messagebox ("Checkbox state is " + myCheckBox as string)
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on myCheckBox changed theState do
messagebox ("Checkbox state is " + myCheckBox as string)
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on <checkbox> rightClick do <expr>
ボタン上で右マウス ボタンが放されたときに呼び出されます。
3ds Max 2010 以降で使用可能です。