セッション パスはビットマップ/フォトメトリック パスおよび外部参照パスと同じものですが、3ds Max の終了時に保存されないという点が異なります。
セッション パスのリストは、3ds Max の起動時には常に空です。
しかし、ファイルをロードする前にセッション パスを設定した場合には、ファイル内のリソースを検索するためにセッション パスが使用されます。
sessionPaths 構造体を通して 4 つの関数を使用できます。各関数では、キーワード #map を #xref に置き換えて外部参照パスを指定することができます。
セッション パスの 2 つのリスト(ビットマップと外部参照)は、互いに個別に保持されます。
新しいビットマップまたは外部参照パスを追加します。正常に終了した場合、 true を返します。同じパスを何度も追加すると、セッション パス内には単一のパスが保存されることになります。
インデックス指定されたビットマップまたは外部参照パスを返します。
インデックス指定されたビットマップまたは外部参照パスを削除します。正常に終了した場合は true を返します。
セッション パスの使用方法として考えられるのは、アセット管理の「プロジェクト」システムの作成です。各プロジェクトにはビットマップおよび外部参照用の特定のフォルダがあります。ユーザはファイルをロードする前に、まずプロジェクト設定をロードし、これによって適切なセッション パスを設定します。プロジェクトの一部としてロードされたファイルはすべて、自動的に、マップおよび外部参照の現在のライブラリにアクセスするようになります。プロジェクトを閉じると、セッション パスは削除されます。