2013 年 6 月 17 日

リリース ノート - Readme ファイル
Autodesk, Inc.

高品質な製品を提供するための継続的な取り組みとして、この Autodesk Alias 2014 Service Pack 1 ではさまざまな問題が修正または対処されています。この Readme では、Service Pack のインストール方法および解決された問題について説明します。

 注: Autodesk Alias Automotive 2014 Service Pack 1 には Autodesk Maya 2014 Service Pack 1 が含まれています。

目次

• この Service Pack で対処された問題の概要

• インストール手順

• 著作権情報

この Service Pack で対処された問題の概要

以下に、この Service Pack で修正された問題を示します。リストは、機能領域別に分かれています。

モデリング

• Tube Flange と Freeform Blend ツールで Reset をクリックしても、Modify Range パラメータがチェック解除の状態にリセットされない。

• 複数の閉じたプロファイルからプロファイル サーフェスを作成する場合、それぞれのプロファイルの点間の対応が不正になり、その結果、ねじれたプロファイル サーフェスが生成されてしまう。
  入力プロファイルが正しく対応するように修正されたため、適切なプロファイル サーフェスが生成されるようになりました。開いたプロファイルの場合、この問題はありませんでした。

• サーフェスの選択の操作が Alias 2013 よりも遅くなった。

• G1 Circular を True にした場合のフィレットを容易に実行できなくなった。
  (G1Tangent フィレットの場合、フォーム係数の既定値である 0.5 は、円形ではないフィレットにするときは適していますが、円形フィレットにするときはフォーム係数を 1.0 にする必要があります。つまり、円形フィレットの生成にセクションタイプだけでなくフォーム係数も変更する必要があるため、Alias 2013 で G1 Circular フィレットを使用するときよりも分かりにくいと感じられていました。そこで、Alias 2014 SP1 では、このセクション タイプの名称を G1 Circular から G1 Tangent に変更し、さらに G1 Circular というセクション タイプを新たに作成してこのフォーム係数を 1.0 に固定することによって、真の円形フィレットを保証しています。このため、この新しいセクション タイプ G1 Circular には調整可能なフォーム係数の値がありません。)

• フィレット実行済みのサーフェスに複数のトリム領域があると、そのトリム タイプが Automatic と Curve on Surface の場合、サーフェス フィレットの実行に失敗する。

• 円形フィレットを行う場合に、スイープ角度が 175 度より大きいと、Fillet Flange のサーフェスのビルドに失敗する。制限事項: この問題は Alias 2014 SP1 で対処されましたが、G2 フィレット、G3 フィレット、またはフォーム係数が 1.0 以外の G1 フィレットではまだ問題が解決されていません。

• Symmetric Fillet を使用する場合、開始時に Flow Control を Default に設定し、あとで Query Edit を介して Extend に変更すると Alias がクラッシュする。

• Alias でチェックポイント ファイルを読み込む際にハングする場合がある。

• Specify オプションが Both の場合、Construction Type を Radius から Chord に切り替えると、Form Factor オプションが表示されなくなる。

• ユーザが先に Information Window を開いていた場合にテクスチャ リストに投影テクスチャが表示されない。

• 1 つの Generation カーブ(ジェネレーションカーブ)と Implied Tangent を使用した場合、その生成カーブが接触すべきパス カーブの始点に存在しないと、Rail ツールが結果の取得に失敗する。

ユーザ インタフェース

• Service Pack が適用されると、About ダイアログ ボックス内のバージョンを示す文字列に、「SP」という文字が表示されるようになりました。「SP」の後にサービス パックのバージョン番号が続きます。

• Mac OS で、カラー ピッカーがペイント レイヤのカラーを選択できない。

• まだ何も作業していない、あるいは今保存したばかりなのに、Alias が保存するかどうかを尋ねてくる。

• ツールのコントロール ウィンドウを自動的に隠すように設定しておいた場合、ウィンドウを開き直したときに正しく再描画されない。

• Direct Render ウィンドウの Fit ボタンが正しく動作しない。(Direct Render ウィンドウはサイズ変更する必要がないため、サイズ固定とし、Fit ボタンを削除しました。)

• Alias 2013 に比べ、アンチエイリアシングをオフにしたときのサーフェスとカーブ ハルの幅が、Alias 2014 ではかなり太い。

• 選択したファイル フィルタが新しい Windows ブラウザに継承されないので、開くたびに、必要なファイル フィルタを選択しなおさなければならない。

• Wacom タブレットを使用している場合、Alias のウィンドウを移動できなくなったり、カラーを選択できない状態になる場合がある。

• File > Open で表示される既定ディレクトリを Windows のファイル ブラウザで Project Directory を設定していても、実際は Wire ディレクトリではなく Project Home が表示されてしまう。

• Object Lister の Pick State アイコンを使用する Toggling Pick State がパフォーマンスの問題の原因になっている。

• Draw Style ウィンドウの右側のアイコンの一部が欠けている。

• 透明度を変更しても値が保持されない。透明度の値が頻繁に 1.0 に戻ってしまう。

• Stage Editor ウィンドウはその表示サイズを記憶できないため、Alias セッションを終了するとサイズが保存されない。

• Transform CV インタフェースのレイアウトにはユーザビリティの問題がある。

• 現在のカメラが正投影ビューにある場合、Toggle Perspective ツールが使用不能になる。

• 大きなモデルが開かれていると、CV カーブの作成の操作が Alias 2012 よりも遅くなる。

• Alias Surface および Alias Design 用に保存した Wire ファイルにプレビュー アイコンが埋め込まれない(Mac プラットフォームのみ)。

DirectConnect

• Organize First By オプションが Layers に設定されている場合、JT ファイルのエクスポートが失敗する。

ペイント

• カメラ エディタの Digital Properties にある Near Clipping Plane の値が 10 より大きな値に設定されていると、そのウィンドウのペイントを行えなくなる。

• タブレットからペンを遠ざけると、それ以降のペンシルの描画ストロークが垂直方向のみになってしまうことがある。

レンダリング

• Curvature 評価シェーダ(ダイアグノスティック シェード)の透過性コントロールが、正しい透過性の値を適用してもシェーダを適切に更新しない。

その他

• Alias の別のセッションが動作している場合、Alias の後続セッションが起動されたときに表示される警告をオフにできない。

• BIOS シリアル番号を持たないコンピュータで Alias 2014 を起動すると、クラッシュすることがある。これは、Windows の 32 ビット版と 64 ビット版でのみで発生します。詳細については、「Autodesk AutoCAD サービス & サポート ナレッジ ベース - Autodesk 2014 製品のライセンス承認中に Windows がクラッシュする」(英語ページ)を参照してください。

• Wire ファイルを OpenAlias API で作成したプラグインから、あるいは Send to Maya、Send to Showcase、または Stage Editor から保存すると 、Wire ファイルにプレビュー アイコンが埋め込まれていない。

• Reference Data に Diagnostic Shading を適用したときに Alias がクラッシュすることがある。

インストール手順: Windows

• ローカル マシンの管理者権限を持っている必要があります。

• Autodesk Alias 2014 がインストールされている必要があります。

• この Service Pack は、Alias 2014 製品に関してこれまでにリリースされたすべての修正プログラムと互換性があります。

Alias Service Pack 1 を Windows にインストールするには

1.    Service Pack 1 を任意のフォルダにダウンロードします。

2.    ファイルをダブルクリックして Service Pack 1 のインストールを開始します。

3. Windows 用 Service Pack 1 のインストーラはインストール プロセスを数回、すなわち Alias 2014 のコア ソフトウェアに対し 1 回と、クライアント システムに存在する Alias 2014 の各機能(Automotive、Surface、Design)ごとに 1 回ずつ、繰り返し実行(ループ)されます。インストールが繰り返し実行されるたびに、必要に応じて Install をクリックします。

インストール手順: Mac

• ローカル マシンの管理者権限を持っている必要があります。

• 注: Mac 用の Service Pack 1 はありません。フル インストールを行う必要があります。

Service Pack 1 が含まれる Alias 2014 を Mac にインストールするには

1.    Alias 2014 がインストールされている場合は、アンインストールします。

2.    Service Pack 1 のビルドを任意のフォルダにダウンロードするか、Alias のインストール メディアをコンピュータのドライブに挿入します。

3.    そのフォルダの Alias 2014 のアイコンをダブルクリックしてインストール プロセスを開始します。

4. 関連するオプションを選択して、Service Pack 1 が含まれる Alias 2014 のインストールを進めます。

著作権情報

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