Service Pack 3 修正パッチ

この修正パッチは、Service Pack 3 適用後の AutoCAD Mechanical 2009 および Autodesk Mechanical Desktop 2009 においていくつかのコマンドが正常に機能しない問題を解決します。関連するコマンドについては「修正される問題」を参照してください。下記の手順に従って、この修正パッチをインストールしてください。

この Readme に記述している問題が生じていない場合でも、Service Pack 3 を適用しているユーザはこの修正パッチを適用する必要がある(ge_page.dll ファイルの置換など)ことに注意してください。問題が生じている場合、問題解決のため追加手順の実行が必要になることもあります。

この修正パッチは 32 ビット版プラットフォームにのみ適用します。64 ビット版プラットフォームのユーザはこの修正パッチは不要です。

修正される問題

1. AMLIBRARY、AMSCRIPT および AMEQUATEDIT コマンドが正常に動作しない。

2. 特定の状況で、AMLANGCONV コマンドが正常に動作しない。

3. AMCVT12 のドロップダウン リストに無効な文字が含まれている。

4. 特定の言語の製品で、標準部品ライブラリに無効な文字が含まれている。

対象製品

- AutoCAD Mechanical 2009 Service Pack 3 (32 ビット)

- Autodesk Mechanical Desktop 2009 Service Pack 3 (32 ビット)
(※ Autodesk Inventor Suite 2008、Autodesk Inventor Professional 2009、Autodesk Inventor Routed Systems Suite 2009、Autodesk Inventor Simulation Suite 2009 に含まれている Autodesk Mechanical Desktop 2009 を含む)

インストール手順

修正パッチ をインストールするには

このパッチをインストールするには、Microsoft^® Windows^® オペレーティング システムでの管理者権限が必要です。

このインストレーションで ge_page.dll ファイルを置き換えます。ファイルの置換後、プログラムを再起動して、修正パッチを有効にします。

注: AMLIBRARY および AMEQUATEDIT コマンドが使用できない問題が既に生じている場合は、AMLIBRARY_hotfix.exe もダウンロードして実行する必要があります。Service Pack 3 の適用後、AMLIBRARY および AMEQUATEDIT コマンドを一度も実行していない場合は、AMLIBRARY_hotfix.exe を実行する必要はありません。

この AMLIBRARY_hotfix.exe パッチを実行すると、AMLIBRARY および AMEQUATEDIT のカスタマイズした内容が失われることに注意してください。すべてのカスタマイズ図面をライブラリに再ロードする必要があります。

ge_page.dll ファイルの置き換え方法 (全ユーザ対象)

1. 起動しているアプリケーションを全て終了します。
2. インストールした Autodesk 製品の sys フォルダに移動します。(AutoCAD Mechanical の場合 C:\Program Files\Autodesk\ACADM 2009\Acadm\sys、Autodesk Mechanical Desktop の場合 C:\Program Files\Autodesk\MDT 2009\Acadm\sys)
3. sys フォルダで ge_page.dll を右クリックして[名前の変更]を選択し、名前を ge_page.bak に変更します。
4. 新しい ge_page.dll をダウンロードし、sys フォルダにコピーします。
5. AutoCAD Mechanical または Autodesk Mechanical Desktop を再起動します。

注: この修正パッチを削除するには、sys フォルダにコピーした新しい ge_page.dll を削除し、手順 3 で名前を変更したファイルを元の名前に戻します。

ライブラリに関する問題を解決するための追加手順 (AMLIBRARY および AMEQUATEDIT コマンドに関する問題があるユーザのみ対象)

1. 起動しているアプリケーションを全て終了します。
2. AMLIBRARY_hotfix.exe を任意の場所にダウンロードし、ダブルクリックして実行します。
3. 製品およびオペレーティング システムに応じて下記の実行先フォルダを指定し、インストールを完了します:

   	Microsoft Windows XP	Microsoft Windows Vista
   AutoCAD Mechanical 2009	C:\Documents and Settings\All Users\Documents\Autodesk\ACADM 2009\Acadm	C:\Users\Public\Documents\Autodesk\ACADM 2009\Acadm
   Autodesk Mechanical Desktop 2009	C:\Documents and Settings\All Users\Documents\Autodesk\MDT 2009\Acadm	C:\Users\Public\Documents\Autodesk\MDT 2009\Acadm

4. AMLIBRARY あるいは AMEQUATEDIT でカスタム ライブラリ フォルダを使用している場合は、手順 5～10 を繰り返します。
5. エクスプローラで、カスタム ライブラリ フォルダに移動しルート フォルダおよびすべてのサブフォルダ内にあるすべての設定ファイル(*.glf)を削除します。
6. AutoCAD Mechanical または Autodesk Mechanical Desktop を起動します。
7. AMLIBRARY コマンドまたは AMEQUATEDIT コマンドを実行します。 (コマンドを実行できない場合は、下記の注: を参照してください）
8. ライブラリ ダイアログで、カスタム ライブラリに追加したいノードを右クリックし、[作成...]を選択します。
9. [フォルダを作成]ダイアログで、[参照...]ボタンをクリックして追加したい カスタム フォルダへ移動します。含めたいサブフォルダがある場合、[サブフォルダも割り当て]オプションにチェックマークを付けます。
10. さらに追加したいフォルダがある場合、手順 8 と 9 を繰り返します。

    注: 手順 7 で AMLIBRARY あるいは AMEQUATEDIT を起動できない場合は、[オプション]でライブラリの設定を変更してしまった可能性があります。手順 8 に進む前に下記の手順に従い、既定の設定に戻してください。

    AMLIBRARY

    1. [オプション]に進み、[AM:基本設定]タブで[システム...]ボタンをクリックしてシステム エディタを起動します。
    2. Acad/M-->Library-->Usr-->Libraryに進み、Pathキーをダブルクリックして製品およびオペレーティング システムに応じて値を下記内容に変更します。

       	Microsoft Windows XP	Microsoft Windows Vista
       AutoCAD Mechanical 2009	C:\Documents and Settings\All Users\Documents\Autodesk\ACADM 2009\Acadm\Gen\Lib\	C:\Users\Public\Documents\Autodesk\ACADM 2009\Acadm\Gen\Lib\
       Autodesk Mechanical Desktop 2009	C:\Documents and Settings\All Users\Documents\Autodesk\MDT 2009\Acadm\Gen\Lib\	C:\Users\Public\Documents\Autodesk\MDT 2009\Acadm\Gen\Lib\

    3. Acad/M-->Library-->Usr->Library-->Dir-->Rootに進み、Fileキーをダブルクリックしgenlib2.glfと入力します。

    AMEQUATEDIT

    1. [オプション]に進み、[AM:基本設定]タブで[システム...]ボタンをクリックしてシステム エディタを起動します。
    2. Acad/M-->Library-->Usr-->Formulaに進み、Pathキーをダブルクリックして製品およびオペレーティング システムに応じて値を下記内容に変更します。

       	Microsoft Windows XP	Microsoft Windows Vista
       AutoCAD Mechanical 2009	C:\Documents and Settings\All Users\Documents\Autodesk\ACADM 2009\Acadm\Gen\Form\	C:\Users\Public\Documents\Autodesk\ACADM 2009\Acadm\Gen\Form\
       Autodesk Mechanical Desktop 2009	C:\Documents and Settings\All Users\Documents\Autodesk\MDT 2009\Acadm\Gen\Form\	C:\Users\Public\Documents\Autodesk\MDT 2009\Acadm\Gen\Form\

    3. Acad/M-->Library-->Usr->Formula-->Dir-->Rootに進み、Fileキーをダブルクリックしgenform2.glfと入力します。

AMSCRIPT コマンドに関する問題を解決するための追加手順 (AMSCRIPT コマンドに関する問題があるユーザのみ対象)

1. 起動しているアプリケーションを全て終了します。
2. 製品およびオペレーティング システムに応じて、以下の場所にある genscr.cfg を削除します。

   	Microsoft Windows XP	Microsoft Windows Vista
   AutoCAD Mechanical 2009	C:\Documents and Settings\All Users\Documents\Autodesk\ACADM 2009\Acadm\Gen\Scr\	C:\Users\Public\Documents\Autodesk\ACADM 2009\Acadm\Gen\Scr\
   Autodesk Mechanical Desktop 2009	C:\Documents and Settings\All Users\Documents\Autodesk\MDT 2009\Acadm\Gen\Scr\	C:\Users\Public\Documents\Autodesk\MDT 2009\Acadm\Gen\Scr\

3. AutoCAD Mechanical または Autodesk Mechanical Desktop を再起動します。

genscr.cfg を削除した後、すべてのカスタマイズした内容は失われることに注意してください。すべてのカスタマイズした内容をスクリプト ジェネレータに再ロードする必要があります。